毎日生まれ変わるように生きたい

毎日を楽しみ、

毎日を大切にしてきたから、

日常が日常でなくなることがとても寂しい。

ああ、私も寂しさを感じられる人間だったんだなぁって思う。

この感情に浸れたら、楽だろうに。

気持ちいいんだろうなぁ。

そんなふうに思っているのに、その感情の必要性を問う。

そして、やっぱり寂しくない気がする。

感情をコントロールしていくと、そこにあったはずの感情が無になって、

それでいいのか？と思いながら、

それでいいのだと思う。

美化された感情に浸りたがる人間たちは、ナルシシズムを自覚しているのだろうか。

感情に流されることなく、

平穏であり続ける。

そんなの、つまらないなんて言われるかもしれないけど、

感動しないわけではないし、

感動が嫌いなわけでもない。

感情を感情以上のものにしてしまう想像力が好きでない。

ああ、あの人もまた感情に流されている。気づかぬうちに。。

そんなふうに思うのは、

浸れる人への嫌味だろう。

自分の中で、

ものすごく熱いものと

ものすごく冷え切ったものが、

混ざることなく完全に分離して存在する。

その間を自由に行き来するが、

どちらにも長くは滞在しない。

本当のことを言うと…

本当がどっち側にあるのかわからない。

本当なんて、大体が嘘。

本当のことを言いながら、本当ではないと自覚している。

そんな自分は偽りだらけだと思っていたんだけど、

それは多分、偽りなのではなくて、周りへの配慮。

感情は目に見えない。

感情は言葉にできない。

自分で想像し、創造するもの。

ならば、正しく想像し、正しく創造したい。

万人への正しさは求めない。

自分にとっての正しさ。

真っ直ぐに生きること。

そのためにできることは、日々をのびのびと生きること。

のびのびと生きられる自分であり続ける努力をすること。

でも、もしそんな生き方を攻略してしまったなら、

それはそれでつまらなくなりそうだけど。

日常を日常と思わず、

毎日生まれ変わる。

今日の感情は今日でお終い。

今日の私は今日でさよなら。

良いものも悪いものも引きずらない。

前進あるのみ。

そんな一年にしていきたい。