マナーは国によって違い、日本は割り込まれることを嫌うが、中国は割り込まれても自分が急いで中れば許す

その方が、文化的に進んでいるのではと聞いた時。

自分の視野の狭さと、凝り固まった固定観念に驚愕した時。

日本ではマナーの名のもとに、相手が急いでいよういまいが、自分の番を抜かされるとマナー違反と決めつける。

先に並んでたのは私なので、後から来たあなたはたとえ急いでいようが後ろに並んでください。
ほんとに急いでいるかどうかなんてわかりませんし。

そんなイメージ。

中国では違うらしい、仮に割り込まれた場合、自分が急いでなければ、「ああ、この人は急いでいるんだな、自分は急いでいないからいいや」ということらしい。

もし急いでいた場合は、割り込みを注意してそうさせない。
ただそればマナー違反をとがめるのではなく、指摘して、後ろの並んでもらうことが目的になる。

自分の後ろの人はどうなのか?

同じように、自分の状況に応じて、指摘をするのだ。
決してマナー違反をしているという指摘ではない。

要は、相手の状況と自分の状況を踏まえてより良い状況を作り出そうとしているといえるのではないか。

この教訓はただ順番を抜かす抜かさないの問題ではなく社会全体の在り方にに直結する話だと感じた。

つまり、その状況に応じて困っているものが、優先されるということだ。

その考え方の前提には、個よりも公のほうを優先するという考え方があるのだと思った。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?