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コロナは、地域を分断したのか?

先日中国出身の方に「もうすぐお正月」と言われ、もうそんな時期かと驚かされました。
 気が付けば日本も観光大国になり、春節ともなれば街中観光客であふれていたせいでしょうか。こんなに静かな2月は珍しく感じます。

コロナウイルスが流行してからの1年は、まるで時代が変わったかのような感覚でした。新卒採用で入社する予定だった同期達が入社延期となったり、私自身も会社都合による休職を経験しました。
 運輸、旅客、小売、飲食、…様々な業界が大きな打撃を受け、倒産してしまった企業も多くありました。

激動の日々の中、2020年は世界の全ての人々にとって苦境の1年だったのではないでしょうか。  
 移動や活動が制約されることで、地域やコミュニティが分断され、孤独感を感じた人も多かったと思います。

一方で、我々はかつて経験がないほとの世界共通課題を持ったとも言えます。
 例えば歴史上、感染症が流行しても地球全体にまで及んだケースはあまりなく、また戦争が起きてもそこには各々の立場によって捉え方が大きく異なっていたはずです。
 そのように考えると、今回は共通の課題に対して、政府や人々がどのような行動をとるのか注目し合った1年だったように思います。少なくとも、これほど各国の首相や、都道府県知事の顔を目にした年はないでしょう。

多くの人にとって、地域やコミュニティが分断されたと感じた1年。一方で、かつてないほどの共通課題を持ち、各国各地の動きに注目した(お互いの状況を意識した)日々だったということを忘れないようにしたいと思います。

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