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本づくりの道のり #01 企画

本はまず「企画」を作ることから始まります。
「どんな本を作りたいか」考えるって当たり前なのですが、ボツになる企画は山ほどあります。ただ本の内容作るという単純なものではなく、そこにどれだけの熱量があるかが、実際に企画が通るか、その後の制作へのモチベーションにかかってくると思います。実際、本つくりで一番楽しいところだと思います。だって、ここだけが無責任に夢を語れるんですから笑

企画は誰が?

さて、企画は誰が考えるのでしょう?
企画は出版社、または編集プロダクションの編集者が考える場合と著者自身が考える場合があります。

出版社または編プロの編集者が企画を考える場合は、その企画の本を書いてくれる著者を探します。この場合、すでに出版経験のある著者を探すことが多いようです。
著者自身で企画を考える場合、それを出版社、または編プロに持ち込むことになります。

現在制作中の本の企画は

私の出版した本のほとんどは、自分で企画したものです。
1冊目を出した時から、あんな本が作りたい、こんな本が作りたいが止まらず、だいたい1冊作り終わる頃には次を考えていて、すぐ次の企画書を出すという感じだったので、今思うと1冊1冊大切に出版パーティーとかしておけば良かったと思ってます。もう今さらなので、それもできない笑

でも少ないですが、中には数冊、出版社や編プロの企画でお誘いいただいて書いた本もあります。
現在取り掛かっている本は、出版社さんからのお声がけでした。でも、どんな企画でも「やります!」と言うわけではないです。それは単純に生意気にも断るのではなく、どちらかと言うと「私にできるのか?」で考えます。いつも自分で企画を考えていると、誰かが考えた企画の真意をなかなか理解できなかったり、うまく表現できるか自信がなかったりするので。
今回は細かいところまで企画ができてなくて、逆に大筋のイメージだけいただいて、細かいところは一緒に考えましょうという提案をいただいたのでお受けしました。もちろん、テーマが私もやってみたいと思えるものだったので。

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最初に編集さんとお会いした古民家カフェ


企画書の内容

ちなみに、企画書はどういう項目が必要なのか?とよく聞かれるので、簡単に。

タイトル案(仮題でいいのでタイトル)
ターゲット層
(出版時期・本の定型)
本の趣旨
構成・目次案
類似書
プロフィール

こんな感じです。
2ページくらいのものですが、これまとめる作業は意外に難しく、かなり自分の中で自分の作りたい本のイメージを具体化しないと書けないです。一番、楽しいところだけど。

*どうやって企画を考え、企画書を作りあげるか・・というお話は、別に書くとして(個別の出版コンサルもやっていますので、ご興味のある方はメッセージくださいませ)。

ということで、次回に続く。

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