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カナダで保育:雪が降ったらお休み


本日バンクーバーは大雪で、バンクーバー教育委員会(Vancouver School Board) の方から「本日の学校はお休み」とアナウンスされました。

バンクーバーはカナダの中でも降雪が少ない地域なので、初めてカナダに来た時には「カナダ=雪国」みたいなイメージがあった私には衝撃でした。

そして私がバンクーバーに来る時にカナダ人の友人から「バンクーバーは雪が降る事はあるけど積もる事はめったにない」と聞いていたのに、最初の冬に数十年ぶりに雪が積もる、という事が起こりました。

それ以降毎年とは言わずとも定期的に大雪が降るようになったバンクーバー。(地球温暖化の影響でしょうか…)

でもカナダの外の場所に比べたらかなり確立が低い、という事もあるとは思うのですが、こうして今は毎年のように大雪の日があるにも関わらず、あまりその対策がされているような気がしません。

というのも、公共交通機関や道路の整備などが毎回後手後手なんです。


だから雪が積もると、いつもなら30分の距離を3時間かけていく、という事が普通に起こります。

まぁみんな雪での運転に慣れていないわけですね。

そしてバスや電車が数分ではなく数十分、下手すると時間単位で遅れる。

そしてそれらを知ったカナダの他の地域から来た人たちに笑われるもしくは呆れられるのは、もはやお約束になりつつあります。



そんなバンクーバーですが、昨夜から続く雪で学校関係は今日はお休みになりました。

私たちのセンターも教育委員会の決定に基本従うというポリシーなので、それに倣ってお休みになりました。

実際交通機関がマヒしているわけですから、これでの通勤はかなり大変ですし、というかバスが止まって途中下車何てこともザラなので、公式にお休みにしてもらえるのは本当に有難いです。

(因みにお給料は今日本来働くべき時間分きちんと払われます。)


私は日本では関東に実家があるので、幸いなことに日本にいる時にそんな大雪で立ち往生という事はありませんでしたが、雪や台風などで公共交通機関がマヒしていても何とかして仕事に行く、もしくは来いと言われるという話を聞いたことはあるのですが、今の日本もそうなのでしょうか?


こう「雪が降ったらお休み」というと私は「ハメハメハ大王」の歌を思い出してしまうのですが(わかってくれる人いますか?)、最初の時は「良いの⁈」という感じでした。

だって別に災害が起きているわけでもなく、行こうと思えば行けるんじゃないかなぁと思ったんです。


でも周りの保育士たちの反応は「こんな天気の中仕事に行くのは安全じゃない!」という主張で、まぁ事実電車やバスなどが正常に動いていないという事もあるわけですが、それでも「雪が降ったらお休み」は最初はかなり衝撃的でした。

実際カナダでも他の地域ではこれくらいの降雪は普通、という事で通常運航の場所も多いので、まぁバンクーバーが特殊という事でもあるのですが。


ただ、この「サービスを受ける側(保護者や子ども)」主体だけではなく「サービスをする側(保育士)」の安全なども考慮してくれる環境は働く側としては本当に有難いと思います。



現在積雪30cmくらいでしょうか。

今日は夕方辺りまで降るとの事なので、最終的にどのくらい積もるのか、そしてその後は雨になるとの事。

明日のセンターへの通勤は通常通りになるのか。


実際雪が降っている時よりも、止んで、その後雨でも降ってしかもそれが凍っている時が一番怖いし歩きづらいので、明日普通にセンターを開いたら子ども達と雪遊びをしたいですが、すでに氷になってる可能性も…。


とりあえず今日は定期的に雪かきをしつつ(家の前の歩道はその家の責任でしなければいけないので)家の中でコーヒーでも飲みながらゆっくり積雪を観賞しようと思います。


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