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夕焼けというのはたぶん、善良なひとに似合うものなのだ


夕焼けというのはたぶん、善良なひとに似合うものなのだ

江國香織『ぬるい眠り』


江國さんの小説の一節です。


私は夕焼けが苦手なのです。

とても胸が苦しくなるし、寂しい感じがするのです。


けれど、夕焼けが似合う人は好き。

青空が似合う快活で澄んだ人よりも、夕焼けが似合う柔らかくてふわふわした人が、心底必要だと感じる。



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