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生徒は先生のことをよく見ている

お久しぶりです。年明けの授業からバタバタしていて、全然執筆できませんでした。

今回は、「生徒ってほんまによく先生のこと見てるな〜」と思った話をしたいと思います。

「先生、何か雰囲気変わった?!」

私は今、2年生のあるクラスの副担任をしています。担任の先生が外部の仕事で忙しいので、来られない日に朝・終礼に行くことがあります。

年が明けて、副担任をしているクラスの朝礼に行ったときのこと。
先生何か雰囲気変わったくない?」という声がどこからともなく聞こえてきました。

さらには、「先生!めっちゃ変わった!そっちの方がいい!かわいい!」と、教卓の前にいる私のところまでわざわざ言いに来てくれる生徒も(高2です)。

その日はその後、1時間目〜3時間目まで授業があったのですが、1時間目のクラスは真面目で大人しい子が多いこともありそうでもありませんでしたが、2,3時間目のクラスでは、「先生なんか変わった!」「髪染めた?」との声が。

それから今日に至るまで、1週間経っていますが、授業に行った際はもちろんですが、どこかですれ違ったときなどにも、「先生何か変わった?」「髪染めた?」「化粧変えた?」と言われまくり。

しかもそれは勘違いなんかじゃなく

こうやっていろいろな生徒に言われているわけですが、実際どうなのか、何か変えたのか、というと、しっかり変えました。

髪を染め直し、前髪の分け目を逆にしました。しかも、前髪の分け目に関しては、自信のある方の目を出したくて変えたので、何か変化が伝わればな〜ちょっとはかわいくなったと思われたいな〜と思っていたので、雰囲気の変化に気づいてもらえて、嬉しくもありました。笑

ちなみに、「化粧変えた?」ということも数名から言われているのですが、これについては変えていません。ですが、左右の眉毛の形が違うので、当然眉毛のメイクをしたときにも眉毛の形は若干違っており、前髪の分け目を逆にしたことにより見える眉毛も逆になり、「化粧変えた?」という指摘もあながち間違ってはいないのです。

生徒以外の反応は

「あからさまにわかるような変化だったんじゃないのか!」と言われてしまいそうなので補足しておくと、家族や職場の同僚は、変化に気づいていません(気づいても言っていないだけかもしれませんが)。そういうことを考えると、やっぱり気づいた生徒たちがすごいんだと思います。

今まで「生徒は先生のことをよく見ている」という話は、大学の先生も含めて、いろいろな先生から聞いたことがありますが、今回それを実際に体験し、「ほんまやったんや…!」と驚いています。

見られているという意識

今回見られていたところは、私にとってはいいところでした。
でも、生徒の洞察力・観察力というのは、もちろん先生のいいところばかりに目が行くような(先生にとって)都合のいい能力ではありません。
正直そこまで見ててほしくなかった…というような部分まで見られていることもあると思います。

こういうことを踏まえて、公立の先生であろうと私立の先生であろうと関係なく、生徒から見られているという意識は、常に持ち続ける必要があるなと、今回改めて感じました。

管理職や、上司、保護者、さらに地域から見られているということは当然教師であれば意識していることと思います。ですが、児童生徒から見られているという意識は、疎かになりがちなのではないかな、と思います。というか、正直なところ、私はそうでした。

今一度、「どう見られているか」ということを意識しながら、生徒と向き合っていきたいです。

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