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今まで誰も教えてくれなかった(?)進路選択の極秘メソッド

こんばんは。
少しずつ暖かくなってきましたね。

今回は、生徒からも「めっちゃ参考になった!」と言われた、進路選択の極秘メソッドをお話しします。

背景

さて、昨今、現役大学生対象の大学進学理由のアンケートの結果などを見ていると、「なんとなく」「みんなが行くから」といったような理由の割合が高くなっており、大学進学そのものが目的化している傾向にありますよね。

つまり、将来どんな職に就きたいかということが決まっていないまま大学へ進学している人が増えているということになります。

もちろん、将来のビジョンが見えていないということを頭ごなしに否定するつもりはありません。無理に見つけるものでもないと思います。
しかしながら、明確な目的を持って大学に進学するということは、その後の人生設計に向けて大事なことではあります。

そんな中、子どもたちからよく、「進路決まらんねん…」「やりたいこと見つからんねん。どうしよう…」という相談を受けます。

それに関連して、皆さんは、どうやって今の仕事をするという選択に至りましたか?それから、どうやって子どもたちの進路選択を支援していますか?

定番メソッド「好きなこと」を見つける

これは恐らく、誰もが言われたことがある、あるいは言ったことがある、定番の方法だと思います。
好きなことを見つけ、それを仕事に活かせないかと考える…もっともなことです。

しかしながら、これで進路を決められる生徒もいるにはいるとは思いますが、好きなことが多くて決められなかったり、好きだからと言って仕事にしたいかと言われると別だったりと、結局進路決定に繋がらないことも多いのではないでしょうか?

好きなことも得意なこともわかってんねん!でも、それとこれとは別やねん!」と、私なら言います。笑
では、どうアドバイスすればいいのでしょうか?

極秘メソッド…「苦手なこと」を見つける

それは…
「苦手なこと」を見つけるということです。
「え?好きなことじゃなくて?」
という声が聞こえてきそうですね。
でも、聞き間違いでもなんでもなく、「苦手なこと」を見つけることこそが、私の伝えたいメソッドです。

例えば、私の高校2年生の頃の経験です。

私は、中学2年生の頃から教師になりたいと思っていました。
一人でも多くの人を幸せにできる先生になりたい。
それは固く決まっていたのですが、どうしても教科が選べませんでした。

英語の先生に一番なりたいけれど、英語はどちらかというと教えたい気持ちよりも自分が勉強したい気持ちの方が強い。教えるのは社会が一番楽しそうだから社会の先生もいいなと思う。でも…

と、悩んでいました。
そんなとき、私は自分がふと、「好きなこと」「得意なこと」しか見ていなかったことに気づきました。
英語や社会が「好き」だからその教科の先生になりたい…と考えていました。
じゃあ逆に「苦手なこと」にも目を向けてみよう、何かわかるかもしれない、と思い、「苦手なこと」について考えてみることにしました。

すると、そのときは楽しいと思うようになってきていたものの、「苦手」だった国語という教科にたどり着きました。
「国語は今はだいぶ上がってきているけれど、ずっと苦手意識があったし、まだいまいち得意にはなれない。でも、今後私ががんばって克服して、逆に活かせば、苦手な子たちの気持ちもわかるし、苦手を克服する方法も伝えられるんじゃないか」
そう気づいたときにはもう、私の中で決断を下していました。

この例のように、「苦手なこと」であれば、自分と同じように苦手な人の気持ちもわかり、その立場になって伝えられます
他にも、「苦手」だからこそ同じ悩みを持つ人に寄り添うことができたり、例えば「苦手なこと」をしないという方向で考えることで進路選択に至ったりということも大いにあります。

私が伝えたいことのまとめとして…

何も私は、「苦手なこと」をやれと言いたいのではありません。無理にやるとストレスの原因にもなってしまいます。そもそも、「苦手なこと」は避けたいと思うものです。ここは、勘違いされてしまっては困るので、強調しておきます。

でも、「苦手なこと」から見つかることもあるということだけは、子どもたちに知っておいてほしいですし、私たち大人が伝えていくべきことだと思います。

避けたいことではあるけれど、進路選択の際にはその「苦手なこと」と向き合うことも大切だと思うのです。

もしこれを読んでくださっているあなたが、「好きなこと」を探したものの進路が決まっていなかったり、
「好きなこと」を見つけようと言ったものの、子どもの悩みの解決には至らなくて悩んでいたりするのであれば、
一度「苦手なこと」にも目を向けるということを意識してみてください。
もしかしたら、今の悩みの解消につながるかもしれません。

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