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2021.8.22 FC町田ゼルビア vs ギラヴァンツ北九州 J2第26節マッチレビュー

久しぶりに書きます。2ヶ月ぶりですかね。学業とアルバイトのバランスを維持するのに必死で、7月末にはそのバランスさえも維持できなくなり体調を崩しておりました。

この夏に何があったかは大学を卒業するときか就活が終わったらまとめたいなー。

という訳で、19節群馬戦ぶりに試合を見返しました。ゼルビアはオリンピックの中断まではとてもいい感じで、再び昇格争いに絡んできたなという感じでした。しかし中断明けはいまだに勝ちなし。得点は奪えているのですが、いまいち守備が安定しないというか、試合の運び方がベンチ含め下手だなーという印象です。このもやもやをどうにかしようと思い、書き始めた次第です。


スタメン

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(今回思い切ってTACTICAListaの有料プランに入りました。宝の持ち腐れ感すごい...)

ゼルビア:変わらず4-4-2。前節土居柊太が負傷交代したので、奥山政幸が先発。佐野海舟が久しぶりのスタメン。
北九州:4-2-3-1。左右のウィングはハーフスペースが基本ポジション。SBが大外で幅を取る感じ。これが5レーンの配置か…

試合の大まかな流れを振り返る

前半はゼルビアがボールを持つ時間が続く。それは北九州の守備がボールを持たせることをある程度許容していたこと、そしてゼルビアの守備が上手くいっていてすぐにボールを奪い返せたから。

ゼルビアはCBのボール保持に安定感があり、時折ミスからカウンターを食らうものの素早い切り替えでチャンスの芽を摘んでいた。しかし、北九州はボールを持たせることを許容する代わりに中央に人を集めたブロックを作っていた。それはゼルビアの長谷川アーリアジャスールを起点とする密集でのコンビネーションを出させないようにしようという狙いがあったように思われる。

そのため、主にサイドからの前進になったのだが、左サイドのからの打開に苦しんでいた印象が強い。レイオフ一辺倒で、相手を引き付ける前にボールを話しているので、受け手を困らせるプレーになってしまっていた。土居が左SBに入っている時は、個人での打開や機動力を生かし、平戸を内側でのプレーに専念させられていた印象だ。

そのため、左サイドでのプレーが続いている時は長谷川や髙江麗央がサイドに寄ってきて人数をかけるが崩しきれないという分かりやすい個での打開が必要な展開に。

そこで後半頭から中島裕希に代わり、ドゥドゥが入る。投入直後から背後への飛び出しを積極的に行い、47分に先制。

しかし、そこからチームとしての守備がハマらなくなる。ツートップのところで上手く制限をかけられなくなり、狙いどころが定められない。北九州のビルドアップの形が変わったこともあるが、明らかにボールホルダーへの制限がかけられなくなった。

もうそこからは北九州がボールを握る時間が続く。ゼルビアのブロックが間延びして、セカンドボールを拾えなくなり、相手に2次攻撃、3次攻撃を許してしまっていた。

そしてこの試合の流れを大きく決定づけたのが、78分の選手交代。長谷川、吉尾海夏に代わって、鄭大世と安井拓也が入る。

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ドゥドゥがサイドに入ったことで明らかに守備の強度が落ちた。今のゼルビアの守備の生命線はSHの運動量であるから、ここで気持ち守備、見せかけのディフェンスをされると苦しい。もう北九州も明らかにゼルビアの右サイドから攻めていた。

あっという間に逆転され、ポポヴィッチ怒りの安井インアウト。これは屈辱的だと思う。選手と監督の関係悪くなるやつ。

もうそこからは前線に人が集中しちゃって、逆に攻められなくなるやつ。誰か交通整理してあげないと。ベンチがするのかピッチ内の選手がやるのかはわからないけど。

そんな訳で決定機も作れず、タイムアップ。残留争いを面白くさせてしまう試合結果に。そして北九州にシーズンダブルを食らうというね。京都に続きもう2回目ですか。中断明けから未だ未勝利。暗雲立ち込める嫌な流れ。


違和感の正体

ここ数試合の試合の展開に違和感を抱いている。前半は点が入る入らない関係なくいい感じなのに、後半に入ると、チームのバランスが崩れてバタバタしてしまうあの感じ。失点するし勝ち点逃すし。

この試合は特にそう。これって戦術とか選手の質の問題ではないのではないかと思い始めた。

そして違和感というのは交代のタイミングや交代選手のチョイスのことだ。

この試合に限って話をすると、北九州が前半にアクシデントがあり、ハーフタイムを除いて3回しかできない交代の1回を前半のうちにせざるを得なくなった。この時点でほぼ個人的には勝ちを確信していた。

だってベンチメンバーみても試合を変えられる選手が多いのは明らかにゼルビアだから。タイミングと選択を間違えなければ勝てると思った。

しかしポポヴィッチ監督はハーフタイムに中島に代わってドゥドゥを投入した。試合の流れを振り返った時に言ったが、個での打開が必要な展開ではあった。でも裕希さんの守備での貢献は大きいものがあるし、今の流れは悪くは無いので65分くらいまで引っ張るだろうなと思っていた。

だが、監督はドゥドゥという明らかに攻撃に全振りしたような選手を入れてきた。これがテセだったら違った展開だったかもしれない。試合を優位に進めていたにもかかわらず、先に勝負に出てしまった感のある交代。

ここが違和感の1つ目の正体。

2つ目はなぜ安井をサイドではなくトップ下に置いたのか。相模原戦はサイドにいる時間の方が長かったと思うが、別に悪くはなかったと思う。

結果的に守備の強度が落ちて、安井がインアウトさせられるくらいなら最初からデュークで良かったのでは?と思ってしまうが、所詮結果論だし、事後諸葛亮だ。

1つ勘違いして欲しくないのは、ドゥドゥを責めたいのではなく、ここ数試合ベンチワークのミスが目立っているというところ。結果的に監督を責めていることになるかな。唐井ぃぃeeeeeが強化に携わる限りは、ろくな監督人事にはならないと思うので、ポポヴィッチで我慢しなきゃいけないと思うけど。まあ贅沢な悩みですわ。昨シーズンは使える選手がいなくて交代枠余らせていたくらいなのに。


今節はここら辺で失礼させていただきます。お読みいただきありがとうございました。


試合結果

町田 1-2 北九州
得点者:47' ドゥドゥ
    81' 富山貴光
    85' 前川大河

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