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2020.12.02 FC町田ゼルビア vs モンテディオ山形

劇的な負けといった感じ。

山形は主力の流失がありながらも補強もすることで、一桁順位にいるチーム。アウェイゲームでは負けがなかったもの、結果はご存知の通り。試合の流れはゼルビアにあったと思いますが、一瞬の隙を突かれたというか、隙を作ったというか...

とにかく今のゼルビアには勝ちがふさわしくないのだなと。勝利に値するチームになるにはもっとやらなければならないことがあるし、それに取り組めていない、90分戦い続けることができていないのかと色々考えることがある。

個人的には今季は現地はおろかDAZNでリアルタイム観戦が難しく、速報は追っているのみなので、いざ試合を見る時は結果を知っていて冷静に見れているので、昨年までとはゼルビアと距離があるなと感じている。だから難癖つけてるし、なるはやでポポさんにはゲラウェイして欲しいと思っている。もうプロバガンダじゃんか。

そんなことはどうでもいいので、試合の中身に触れていきたい。今回も感想文スタイル。


安藤復帰で見えたチームの危うさ

11月の頭の愛媛戦でケガをしてから復帰するまでの1カ月でチームで取った得点は3。無失点に抑えた試合は2試合。まあチームが上手くいかないこと(安藤いても勝てない点取れない失点多いけども)。

何が原因なのかなーと考えたらやっぱり前線の守備、1stプレッシャーのところかなと思う。まだ非保持の状況で強みを発揮する方が多いチームだと思うので、安藤離脱で全体的に守備が受け身に回っていたことが、チームが下向きになった原因だと思っている。

それで安藤復帰が時期尚早だとして文句をTwitterに垂れ流した私を謝罪会見に追い込んだ試合開始早々の得点。お見事でした。

そこから前半のうちに追いつかれたものの、チームとして生き生きしているように見えた。それは試合開始早々の得点と非保持時の振る舞い方にある。

ネガトラ時に安藤と平戸が縦関係になり、安藤がボール保持者にプレスに行く。それと連動して後ろの選手が動く。これこそが「今季のゼルビア」だというプレッシング。整備はされてないけれど、ボール奪取に長けた選手が多いから成り立っているという危うさも孕んでいるが、今季はこれで戦ってきた。

ハーフタイムが明けて、70分過ぎまでは良かった。動けてる選手が多かった。しかし安藤→中島の交代を契機にディフェンスが受け身に回り始めた。平戸と中島が平行関係になり、どっちが1stプレッシャーとして行くのかをお見合いし後手に回ることが増えた。また、後方から(多分深津)「中を締めろ」の声。これでますます前から行きにくくなる。そんなの無視して行けよと思う方もいるかもしれないが、守備に関してはディフェンスリーダーやゲームの流れを作る選手の「声」がもたらす影響が大きいというのが経験としてある。攻撃はその逆で前線の選手の自由裁量が大きくなる。

そんな訳で受け身に回ったゼルビア。失点まではしないものの自陣に押し込まれる時間が増え、アディショナルタイムに連続失点。逆転負け。

これで確信に変わったことがある。あくまでも「今季のゼルビア」を体現しているのは属人的なものだったのだなということである。相手に合わせて受け身の守備をしているという訳ではなかったということだ。裕希さんだってプレッシングに行くことが下手ではないし、カバーシャドウを意識できる選手であることは相馬サッカーで分かっていることである。ステファンはよくわからない。なんだったらポン太をプレス要員兼機動力系アタッカーとして最前線に配備することも可能だろう。にもかかわらず、安藤の代わりに出場していた選手は1stプレッシャーとして機能することは無く、いわばスペースを埋めるだけの人になってしまっていた。

なぜなんだろうか。やはり属人的なものだったと言わざるを得ないか。指揮官からの指示であればそれをピッチ内で体現することができる選手がスカッドにいることは上記で述べたとおりだ。しかし、やはり安藤のみが1stプレッシャーとして動けているのを見ると、言い方は悪いが、安藤が勝手にやっていることであり、それがたまたま上手くいっているだけだったということだ。欠場した徳島戦でこの試合で見せた守備をしていたら、もっと失点していたかもしれない。ifなので何とも言えないが。

悲しいがこれが現実である。オフの最悪のシナリオはポポヴィッチ続投の安藤退団だ。



さいごに

なんとなくTLの雰囲気見てたら、Twitterにもリンクを貼った方がいいなと思ったので、連続で投下した次第です。TL汚し失礼いたしました。

そんな訳で安藤復帰とそれまでの1ヶ月の比較をメインに。海舟も疲れが見えてきたり、奥山がセットプレーで狙われ始めたりと新たな課題が噴出するゼルビア。相変わらず決定力不足だしもう監督どう言い訳するんだ。決定機は他にいくつかありましたもんねえ。最後に質はもう監督じゃなくてフロントの仕事でもあるけど。

あとは山形との相性がいいなと。山形はプレス回避が上手いチームではないなと思ったので、安藤のプレッシングがハマりやすく、よりいい感じに見えたのはこれが要因かなと。でもやっぱり質で勝ってきたチームだからこそ追いつかれたくはなかった。山形は今季こういう勝ち方をしてきたんだろうなと思う試合でした。

こんな感じで今回は終わりにしたいと思います。週末は久しぶりに現地に行けるので楽しみ。




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