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2021.10.24 FC町田ゼルビア vs 栃木SC J2第35節感想

苦手チーム克服シリーズ最終戦です。栃木との対戦は、アウェイグリスタ、アウェイ天皇杯とこの試合で3試合目。ようやくグリスタで得点できたものの、今だ勝ちなし。1分け1敗。

やっぱりゴリゴリ来るチームは苦手ですね。秋田もそうだけど選手たちの筋肉の付き方とか太ももの太さ見ると、フィジカルトレーニングにかなり時間割いてそう。ゼルビアも早くクラブハウス完成させて、好きなだけ器具使わせてあげて。


スタメン

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町田:前節が良かったので、良い時は変えないという感じだろうか。
栃木:前節は首位磐田に引き分け。なので2トップの一角、畑→有馬のみ変更。


感想

一言で言うと持たされた、崩せなかったに尽きると思う。

栃木側は前節秋田戦を見て、前に積極的に出て行ってボールを奪いに行くとひっくり返されてやられると踏んだのだろう。そのため、即時奪回は狙いつつも失敗した場合は、すぐに撤退してブロックを作りミドルプレス。

面白かったのが2トップが全くと言っていいほどゼルビアのCB、深津と高橋にプレッシャーを掛けに来なかったことだ。中央でセンターサークル幅で2トップが構えることでパスを縦につけさせず、サイドを経由させるように誘導していた。ボランチが最終ラインに落ちてきた場合は、栃木のボランチが前に出てくるかSHのどちらかが中央に寄って3枚で中央を閉じていた。

この場合においてはSHが出てきたサイドを突くというセオリー通りの前進をしつつも、栃木の寄せが早くゴール前にボールを届けることが出来ない。そもそもゼルビアはカウンター以外で外のレーンから崩すことが苦手なので、ペナルティエリア手前で中にパスを出そうとすることが多く見受けられる。しかし、栃木が3人がかりで中を切るように寄せてくるため、一度諦めて最終ラインに戻してやり直すことが多かった。

この際に栃木の最終ラインのコントロールが上手く、すぐにラインを上げられてしまうため間延びを突くというのも難しかった。

試合を見た人ならわかる通り、ひたすらこれの繰り返しで、決定的な得点機会はなかったし、相手に決定機を与えることもなかった。

典型的な塩試合で見どころに欠ける試合だった。勝ち点1でもいいから持ち帰って残留を果たしたいという相手の強い気持ちがそうさせたのかもしれないが。

次節はアウェイで琉球と。前回対戦は琉球の無敗をホームで止めたが、今はお互いに立ち位置が微妙になっている。部外者から見れば消化試合に見えるかもしれないが、この試合に意味を持たせられるかどうかは選手たちに懸かっている。

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