アトレティコ・マドリ―vsバルセロナ
サムネの適当さはご勘弁を。
はじめましての方もいらっしゃるかもしれません。改めましてJ2のFC町田ゼルビアのサポーターのりんぐです。J2はシーズンが終わったのでオフシーズンの間は海外サッカーの試合の戦術レビュー風の感想文を書きたいと思います。
スタメン
アトレティコ:サウールがサイドバックに入る。ちゃんと見るのは開幕戦以来なので楽しみ。
バルセロナ:ユムティティとかジョルディ・アルバ、ブスケツとかどこ行ったの?という第一印象です。それくらいバルサの試合見てません。ご勘弁を。
前半
序盤からハイプレスを仕掛けるアトレティコ
バルサの3センターとピケにいい状態でプレーをさせないように密集を作っていくアトレティコ。エリア中央に密集ができるため、SBはある程度フリーになっていました。モラタ、J・フェリックスのツートップがピケとCB間に落ちてくる選手(主にラキティッチ)を見る形。
ラティッチがCB間とCHのラインの間でボールを受けたら即時にエレーラ、トーマスなどの中盤の選手がプレス。
状況を認知する時間を奪い、ボールも奪う。カウンターになる場面も多く、チャンスを幾度も作るが、ギリギリのところで凌ぐバルサ。
スピード感がJ2と違いすぎてまだ見る目が対応できていないです笑
バルサの攻めあぐねとその後の改善
アトレティコはハイプレスとブロック守備を使い分けて守っていました。そのブロック守備の時の話です。
引いたらほとんどその形を崩さないアトレティコの固いブロックをバルサは序盤はなかなか崩せずにいました。もちろんアトレティコのハイプレスをなかなかくぐり抜けることが出来なかったという事もありますが。 バルサがサイドにボールを入れるとピッチの縦半分に4-4-2のブロックが収まるほどに圧縮。縦や斜めへのパスコースが消え、地上戦で戦うのは難しく、なかなか崩せずにいました。
ですが、前半の半分を過ぎた辺りから流れが徐々にバルサペースになってきました。主な要因と考えるのは2つ。
①プレスを受けないCB(ピケ)からSBの裏やCB-SB間の背後へのロングパス1本でゾーン3に侵入し、メッシの神トラップで一気にチャンスを作る。
②U字パスでサイドを変えてブロックを動かし、ブロックの綻びを見逃さず、縦パスやドリブル突破でチャンスメイク。
流れを五分に、いやバルサペースに持っていくのはさすがだと思いました。
後半
前半同様序盤はハイプレスで即時奪取→カウンター狙いのアトレティコ。しかし、ポジティブトランジションのスピードを上げてアトレティコに陣形を整えさせないバルサ。とにかくシュテーゲンのキャッチからリリース・スローの速さが尋常じゃなかったです。前半は閉じられていたシュテーゲンからラキッティチへの縦のルートが、ポジトラのスピードを上げるとそこが開くというからくり。
その結果アトレティコは引いてブロック守備をせざるを得ない状況に。徐々にバルサがボールを持つ時間が増えていき、アトレティコの2トップが孤立していきます。ボールが入ってもバルサのセンターバックに潰され、ボールをすぐに失ってしまうという時間が続きます。
アトレティコは選手交代で流れを取り戻そうとします。ビトーロがJ・フェリックスに代わり投入された直後(71分頃)に決定機を作りますが決めきれず。
結局メッシは神というお話
後半も半ば、ちょうどアトレティコの前プレがハマらなくなり、ツートップが孤立し始めた時間帯から試合がオープンな展開に。アトレティコの4-4-2ブロックに綻びが出始めました。メッシが大外よりもハーフスペースや中央にポジションを取り始め、セルジ・ロベルトやアルトゥールに大外を使わせ、押し込む時間が続きます。
メッシ、スアレスと後から上がって来るグリーズマンなどの面々でのカウンターは脅威でした。それも上で書いたシュテーゲンの素早いスローからの。メッシはオープンな展開でスペースが広くあると何でもしてきます。自分一人での突破、味方を使うなど。それが85分の決勝点にも繋がっています。
人並ですがやっぱメッシすげーというお話でした。
さいごに
個人的にはバルサはもっと選手間の距離が近く、短いパスを繋ぎまくっているというイメージだったのですが、選手間の距離が丁度いい感じで、カウンターも使っていたりとイメージと全然違いました。アトレティコももっと圧縮していて、走りまくれえええというサッカーなのかと思いきやプレスに行くところ、行かないところを使い分けていたりと面白かったです。
初の海外サッカーの戦術ブログ風の感想文でしたがいかがでしたでしょうか。文章等の内容は未熟で読みにくい箇所も多かったと思いますがお読みいただきありがとうございました。
FC町田ゼルビアへ興味を持って頂けたら幸いです!!
【試合結果】
アトレティコ 0-1 バルセロナ
得点者
85分 メッシ
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