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2021.10.3 FC町田ゼルビア vs ジュビロ磐田 J2第32節感想

久しぶりに書いてみようと思い、とりあえずだらだらと書いていくのでお付き合いいただければ幸いです。

スタメン

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ゼルビア的には吉尾海夏がベンチ外で、太田修介がスタメンというのがトピック。磐田戦の準備期間で何かトラブルがあったのだと思うが、監督的には太田を先発で使わざるを得なくなったのは痛いだろう。最近は太田がベンチにいるだけで後半に点取れそうな気がしていたから、貴重な交代カードを失ったのは間違いないと思う。

磐田は前節と同じスタメン。GKの三浦龍輝は町田JFC出身で地元凱旋となったが、野津田でプレーするのは初だったみたい。小学生の時に毎年初蹴り会に来てた。直近だと岡山戦を見て、遠藤保仁が無双してた。あれをフリーにしたらそりゃあやられるよなって感じ。

試合内容

ゼルビアが4-4-2で磐田が3-4-2-1と嚙み合わせのズレを相手に活かされてしまった感じが強い。前半の主なプレーゾーンはメインスタンド側。ゼルビアにとっての左サイドだ。理由としては左SHにどちらかと言えばゲームを組み立てる選手の平戸太貴がいて、逆の右SHに裏抜け担当の太田がいたからだ。

でも左サイドからの崩しでシュートまで行ったシーンはほとんど無かったように思う。その理由は、右WBの鈴木雄斗の存在が大きかった。SBとSHの2人を1人で見れてしまう守備力と運動量、空中戦でも地上戦でも勝ててしまう選手はJ2だと滅多にいない。ゼルビア側の幅を使う意識も少なかったし、数的優位を作ろうという狙いも見られなかったのもあると思うが、それでも鈴木雄の存在はこの試合では大きかったと思う。

逆に守備時はゾーン3の大外で持たれた時に、磐田は数的優位を作る意識が強かった。ポジションに囚われることなく、動き回ることでマークされにくくなり、守備の基準点を作らせなかった。一方のゼルビアはCBが外に引っ張られるのを強く嫌うため、SH、SBとCHの3人で守ろうとするが、磐田はWB、シャドー、CH、そしてHVが攻め上がって来て4人で多角形を作りチャンスメイク。

ここに関しては上手く守り切った感があるが、2失点目のシーンに象徴されるように、サイドを変えられると逆サイドに1人余っていて...というシーンもあった。対ゼルビア対策としてサイドを変えるというのはよく言われることだが、ここでもサイドを変えられた時の脆さが出てしまった。

HTに3枚替えをしたが、後ろと前を繋げるアーリアを代えてしまったことで、展開がオープンになっていった。サイドからの突破を期待して岡田優希を入れたのだと思う。そして平戸を残した理由もわかる。彼の右足があればセットプレーから点が取れる可能性が高くなる。実際、64分の右サイドからのFKでドゥドゥに決定機があった。GKのナイスセーブに阻まれたが、あれが決まっていれば平戸を残した意味は大きくなっただろう。どっちにしろアーリアの交代はもう少し待っても良かったのでは?というのが感想だ。

後半の飲水タイムまでに追いつけれいれば、逆転する可能性は大きくあったと思うが、1点を取るのが精一杯だった。飲水タイム明けは大森のボールキープ能力にやられてしまい、上手く時間を使われてしまった。ほぼほぼ飲水タイムまでで勝負は決していたと言っても過言ではなかった。この試合に関しては。相手の試合巧者ぶり、経験値の高さがよく表れた試合だったと思う。ホーム新潟戦のように先制できればこっちのゲームになったと思うが、先制されたことで相手の土俵に乗ってしまった感が強かった。


試合結果

町田 1-2 磐田
得点者:11' ルキアン
    23' オウンゴール(高橋祥平)
    56' オウンゴール(山田大記)

さいごに

さっきも言ったけど、先制されてすぐに2点目取られた時点で結構厳しかった。その次に後半の飲水タイムまでに追いつけなかったことでかなり苦しくなった。でも選手たちは諦めてなかったし、奥山がめっちゃ走ってインターセプトしている姿を見ると、胸が熱くなった。選手たちもまだ諦めていないし、こっちが勝手に諦めるのも違うと思うので、それぞれのやり方でサポート、応援していくしかないなと改めて思いましたとさ。

そろそろ重い腰を上げてスタジアムに行かねば。ゼルビスタのカテ3のタダ券まだあるし。


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