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選択肢を除外した僕がとった行動はホームレスに立ち向かうという方法だった
物理的に立ち向かうというよりは言葉で説得したかった僕は今の状況に何が必要か考えた結果
ホームレスに対しても相応のメリットがないと意味がないと思ったので一つの条件を提示することにした
僕「どうして起るんですか?僕たちは悪口なんかいってませんしただたんにここに基地を作りたいだけなんです」
ホームレス「しるかそんなことガキが調子に乗ってこんなところに来るんじゃない」
僕「それの事に対してはすいません。。。でもここに基地を作りたいということは変わらないのでここに来るときに差し入れをもってくればここを使ってもいいですか?」
ホームレス「なめやがってなんだよ差し入れって」
僕「例えば食べ物とか飲み物をもってきてここを使わせてもらう代わりに僕たちが持ってきます」
ホームレス「・・・・・」
しばらく沈黙が続きおそらくだがこの人の周りの人達も食料には困っていることを察知することができた
僕「一日中使うわけではないですし迷惑にならないようにしますのでいいですか?」
この強引すぎる交渉は結果的に成功することになる
ホームレス「日中はあまり出入りしないこと夕方までには帰ること人数は4人までならここに入れていいからその代わりしっかりと食料と飲み物は持って来いよ。」
僕・神山「わかりました!!!」
激高していたホームレスも話をしていくうちにそこまで悪い人ではないんだと感じた帰り際にホームレスの生活空間を見せてもらいそこには古びた鍋やガスコンロそれから2ℓのラベルをはがしたペットボトルの中に濁った水が入っていた
雨風はしのげているのか上に何かかぶせたりはしていなかったがなんといってもにおいが耐えかねるものがあった僕は話をしている最中も何度か息を止めながら話をしていた
使っていい場所の許可と説明をしてもらい帰路につくときにホームレスがなにか問題があったら俺に言えと言ってきたた
おそらくここでは一番立場がいい人なのではないかと思い廃墟を後にした
帰り際
神山「お前度胸がすごいなWW絶対殴られると思ったよWW」
僕「だってここ使いたいからわざわざ来たのに何もなしで買えるのはダサいじゃんWWW」
神山「そうだけどお前みたいなタイプは友達にいないやWW」
僕「そっかW僕の周りは基地外ばっかりだったよW」
神山「今度会わせてよ!」
僕「わかった今度ね」
そんな会話をしながら帰っていたらあっという間に家についた
玄関の鍵を開けリビングに行くと時計のチクタクという音以外はなにも聞こえなく家具や家電がなんというか生きていないようなそんな感じがした
この部屋で生きているのは僕だけで無機質な空間は孤独さを倍増させた
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