お客様にも知ってもらう、学んでもらう。

ここ数日、朝に霜がおりて、りんごに影響がないか少し心配。
少しずつ葉が出てきて、枝に水が入るようになると、
霜のダメージを受けやすくなります。
病気も花が咲く頃の防除が最重要です。

りんごの加工の仕事ですが、今週の受付分で2020年度の加工は終了です。
9月中旬から4月中旬と、ほぼ8ヶ月。
今年はよくやったなぁ、と思えるシーズンでした。
全体的にりんごの収量も多く、持ち込みのりんごも多い年でした。

さて、今年から始めたサービス?の一つ。
「お客さまのお持ちしたりんごへのアドバイス」

加工の仕事をしていて、思うことは、
「りんごの形をしていれば、なんでもジュースにできる」
と思っているお客様が多いということ。

実はそんなことはなくて。
食べる生果と同じで、ジュースに適したりんごというのがあります。

「適した」とは、品種ではなくて、状態。
まず、腐ったりんごはジュースにできません。
(たまに半分腐ったりんごを持ってくる方もいます)
鳥に突かれたりんごも駄目です。
(ある種の菌の作用により、腐敗がとまりません)
落下して土のついたりんごもおすすめできません。
(土壌菌は加熱殺菌できません)

今の時期になると、
柔らかくなりすぎたりんご、
何回も凍みたりんご、
どこかに適当に放置しておいたようなりんご、
旬が過ぎすぎたりんご(長期でもたないりんご:いつもいだりんご?)、

様々なりんごがきます。

そういったりんごは、搾汁機に入れられないものもあるし、
入れたとしても、搾汁量は極端に少ないです。

お客様はそういった情報を知らず、
旬の時期と同じジュースができると思っている方もいます。

そういった方へ向けて、ジュースを引き渡す際に、
なぜ量が少ないのか?とか、次回から○○なりんごは持ってこないでね、
と伝えるようにしています。

お客様にとっては自分のつくったりんごをある種批判するような感じになってしまうかもしれません。

でも、お伝えしないといつまでも「同じような」りんごを持って来続けてしまいます。
こっもちゃんと加工をしている以上、ちゃんとしたりんごを持ってきてほしい。
りんご本来の味を味わえるジュースにしたい。
そのためには、食べられるりんご、旬のりんごを使う必要があることをお伝えしなくてはいけません。

ただのお願いする人、作る人の関係ではなくて。
毎年毎年、前年以上のジュースになるように。

そのために、お客様にも学んでほしいという思いから、
言葉にしてお伝えするようにしています。

一個一個、花が咲く頃から見守って、収穫までたどりついたりんごだから。
だから、ジュースにしても、美味しくなってほしい。

加工する人には加工する人なりの信念で仕事しています。

本日はここまで。
少しでも農業(今回は加工部門)について知ってもらえたら幸いです。

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