リトリート3日目①【おかあさんは…もろい…】

朝のコミュニティタイムで
「お祝い」として昨晩の出来事を伝えた。

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わたしが焦って走って
着替えを取りに行ってる間に
Mさんが子供たちと遊んでくれいたこと。。


「本当に嬉しかったんです。。

(もうこの時点で声が詰まるわたし。。
声を出せば泣いてしまう。。)

Mさんと楽しそうに遊ぶ子供たち、

わたしも話したことがないのにいいなぁ

わたしも話したいなぁ…って


素直に羨ましかった…


そのあと、お風呂に行ったんだけど、

娘が切り取ったノート3枚を

胸に強く抱いて、動かないんです。


「いやだぁーっ!
おふろ、はいらないーっ!!」


って。


Mさんと描いた絵。

濡れちゃうから嫌だ!

って。


大切に大切に抱きしめて…」


Mさんも聞きながら泣いていた。


「嬉しかったんだね。

とても大事なんだね。

Mちゃんとのお絵描き、楽しかったんだね。

しかめっ面で、

ウン…

とうなずくんです。


大事そうに絵を抱え、見つめながら。


それが、


本当に…


嬉しかった…


Mさん、

ありがとう。。


でも最後は、有無を言わさず
入れましたけどねー。笑」


こういうことを怖がらず、
恥ずかしい気持ちもなく、

正直に、素直に伝えられる。


そのあと、Mさんはわたしのところに来て、


本当はずっと子供たちと
関わりたかったこと、

でも一歩踏み出せない自分が
もどかしかったこと、

昨日子供たちと関われたことが
本当に嬉しかったこと、

ありがとう。


と、伝えてくれた。


二人ともハグして泣いた。


このとき初めて喋ったのに、
お互いが泣いてハグし合うって

なんなんやろう。


でもそれだけ、嘘偽りなく、
本当の想いを伝え合い、
深く繋がり、信頼し合うには
そんなに長い時間はかからないということがわかる。

ということは、

普段わたしたちはどれだけ人を信用せず、
自分を曝け出さず、偽って、
ちょっとした本当の気持ちすら
素直に伝えられずに、
人と会話をしているのだろう。


なんだか切なくなるな。。

この日から娘はMさんにベッタリで、
ごはんもMさんと歩いて先に行くし、
コミュニティタイムとかも
Mさんの膝に座ってニコニコ過ごしていた。

それだけ、娘も信頼し、
安心しているってことだ。

NVCってすごいなぁ。


そして、

嬉しいなー。。。

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そのあと、アシスタントのTさんが「嘆き」として
泣きながら話してくれた。

オムツを部屋のゴミ箱に捨てたことで、
施設側の方にすごく怒られしまった。

わたしも近くにいて、
話に割って入りたかったけど
あまりにも言い方がキツくて
怖くて身体が動かなかった。

ここはすごく自然の秩序を大切されている施設。

信じられない!って言われた。。


「◯◯さん(私)とも話していたけど、
アメリカではどこでも子供が大切にされる、
わたしもアメリカのNVC合宿に参加したとき、
みんなが子供を可愛がってくれた。

主人にも、なぜあなたはTさんに
子供を任せっぱなしなの?って。

日本社会は子連れへの風当たりが厳しくて…

でも子育てって本当に大変で、
サポートがたくさん必要なんです…

おかあさんたちは、


本当は、


すごく


もろいんです…」


Tさんは、泣き崩れてしまった。。


近くにいた人がソッと背中に手を当てる。

『おかあさんたちは、本当はもろい…』

わたしはこの言葉に涙が止めどなく溢れた。


お母さんは強い、

強くないといけない。


誰が決めたんだろう?


お母さんだって同じ人間。


辛い時もある、

悲しいときもある、

しんどいときもある。


なぜ、母はいつも強くないといけないんだろう?

お母さんだってもろいんだよって、

言っていいんだ。。。


Tさんの言葉にわたしはすごく気付かされた。


そして、

このわたしのAさんの話と、
Tさんの話を聞いて、

ついに逆の意見が出る。


緊張した。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡