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「ボク、存在してるよね…?」

世の中の、同じ想いをしている・したことがあるお母さんたちに、届いたらいいな。

本当は違うことを書きたくて過去のmixi日記を探していた。

でもフッと目に止まった日記をたまたま読んで、胸が締め付けられ、泣いてしまった。自分の書いていることにショックだった…

2018年1月13日に書いたもの。
年末年始、アメリカから一時帰国をしたときのこと。

わたしがNVCに出会う10ヶ月ほど前…
当時息子は4歳だった。

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2018年1月13日

日本に帰ってからリンがめちゃくちゃ手がかかる。

「今すぐしたい!」
「今すぐ帰りたい!」
「今日電車乗りたい!」
「なんかおもちゃ買う!」
「ジュース!」
「今ゲームする!」
「ガチャガチャしたい!今したい!」
「眠たくない!寝るの好きじゃない!」

もーーーーーーーーーーーなんやねーーーーん!!
ほんっっっまに毎日これ!!!
ゲンナリ、グッタリ。。。

数百円のことやけど、お金はお金。大事。


今までは何も感じなかったのかもしれないけど、
色々わかる年齢になって自分の家じゃない生活がストレスなんかな?
プリスクールで仲が良い友達と遊んで走り回ることができていないから?
同年代の友達と遊べないから?遊べても人見知りですぐ馴染んで遊ぶタイプでもないしな。

わたしも限界で怒りまくると、
キーーーーーーッ!!!とすごい声で叫ぶし、泣くし、暴れる。

どーーーーーしたリン!?!

食の乱れか?
たしかに日本に帰ってきてから、普段与えていない添加物や砂糖いっぱいのお菓子を食べている。
調味料も添加物入りのもの、農薬野菜を使ってる。


フッとくずはモールで何を食べたか考えた。

甘ーいパン。
砂糖がふりかかりまくってたやつ。
ゴネ出したのはこのあと一、二時間後。

これか…?
わたしがイライラしたのもこれか…?


これが原因なら食の影響はすごい。

一か月前くらいに数年ぶりに打った予防接種か?
みんなが今一番危なっかしい楓を常にかばうからか?

あれこれ思い当たることを考える。


昨日もくずはモールでわがまま連発。

「もうリンとくずはモール一緒に来たくない!!もう連れて来ない!!もうお母さんこれからずーーーーっと一人で来る!!」

と周りも気にせずブチギレ。


アメリカではわりとしやすい子やったから爆発してるんか?

島根のじじばばに思い通りにしてもらいすぎたから、なんでもダダこねれば思い通りになると思ってるんか?


うちの父は、今すぐ特急乗りたいとダダこねるリンに、曜日を決めて三日ほど我慢させた。

でもまた今日も乗ると毎日毎日言う。

最近わたしがキレると、

「お母さん好きじゃない!」

とも言う。
初めて言われたときは傷ついたけど、何回も言われると慣れてもーて「嫌いでええよーん♪」とスルー。

でもそのあと必ず言うのが、

「(お母さん好きじゃないって言って) さみしい?」

最初は「さみしいよ」って言ってたけど、
段々慣れてくると「寂しくないで、嫌いでもええわ」って言うてまう。
寂しいって言ってほしいのはわかってる。でもイライラしてそれを言うのも嫌になる。

最近「死」について興味があるリン。
わたしの母がいないこと、わたしの友人が亡くなったこと…

「お空にいったらもう帰って来れないの?」
「りんちゃん死にたくない、お空にいきたくない…」

と言ったり、

寝る前に突然泣き出し、
「お母さんが死んじゃうんじゃないかと思った」
とわたしがいなくなってなったときを想像して泣いたり。


たまにとにかくぎゅーっとするとおさまることもある。

わたしの愛情不足か?


今日も友達とランチへ。

すると、自分だけ食べ終わって「早くおもちゃあるとこ行きたい!」とめっちゃうるさい。
おもちゃのとこに行くと「買って!!」とさらにうるさい、荒れる。

昨日のくずはモールといい、今日といいもうイラつきすぎて友達ともまともにおしゃべりできんし、このまままた言い合いを続けるのが嫌で「一番安い車やったらええ」と買い、「これで帰るまで文句言わんと大人しくしとけよ!!」と睨みつけてかなり圧力をかけてもーた。

そのあとはそこまでうるさくなかったけど、
こんな風になにかを買い与えないとあかんとかめっっっちゃ嫌。

リンなりに何か表現してるんやろう。
わたしに気づいて欲しいんやろう。

でもちょっと一緒に出かけるのが正直億劫。。
走り回らせてあげたいけど、カエデも一緒やし公園で長時間滞在するのも難しい。


今日、旦那は早朝から結婚式で、二次会で帰るとか言いつつもう23時。
何次会まで行くんやろか。
男の人はどうしてこう自由なんやろか。
母は夜にごはんなんて行かれへんねんで?

そういうところにもイライラが出てくる。
これアメリカやったら鳥籠の中に閉じ込められてる気分になるやつや。

みんな、次はもっとゆっくり話したいー。
友人の腹筋ダンベルで鼻が折れた話は今日一オモロかった。笑

時間作って枚方まで来てくれてありがとう。

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2年前のこと読んで、ビックリしたとともに、ショックだった。。
あの頃にはわからなかった。。

「お母さん好きじゃない!」

その言葉の奥にあるものを…

あの頃にNVCに出会えていたら、わたしは彼の奥にあるものに気づいてあげられて、違うアクションを起こせたと思う。彼の奥にあるものに寄り添い、ハグすることができたと思う。

一時帰国して、限られた時間の中で、年に一回会えるか会えないかの友人たちが集まってくれている、わたしの都合で連れ回しているのはわかってる… 知らない人たちで落ち着かないのもわかってる… でもお母さんだって心置きなく楽しみたい、たくさんたくさん友達と話したいことがあるの…

「これで帰るまで文句言わんと大人しくしとけよ!!」

覚えてる。わたしは怒り狂っていて、すごい眼力で睨んだんだ。


彼は… どれだけ傷ついただろう…


昨日書いたこと。

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「注目されたい」という奥には、

「見てもらいたい…」
「聴いてもらいたい…」

というニーズがあり、

それは、

「自分が存在しているのかどうか」

がわからなくなっていて、確認をしたい。

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息子は、

「ボク、存在してるよね…?」

って、言ってたんだよね。。

何度も、何度も、言ってたんだよね。。


「もう何でこんな急に手がかかるの!?」と毎日思っていた。わからなかった。でもあの頃のわたしも精一杯やっていたんだね… 当時の自分にも寄り添う。


そして、昨日も書いたけど、

「お母さんの好きな言葉があるんだー。僕が『ねーねーおかーさーん』って話しかけて、お母さんがこっち向いて『んー?なぁに〜?』って言ってくれるんだけど、その『なぁに〜?』が好きなの。」

って息子が言ってくれたこと、今の自分の在り方にホッとした。

もちろんいつもそうで在ることはできないんだけれど、またその自分に意識を向けて、戻ってくることはできる。

NVCは「修復的世界観」

いつかトレーナーのしげこさんが伝えてくれたこと、とても大切にしているのでココでもシェアします。

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子供に対して、みゆきさんが望まないインパクトを与えることをしてしまったときに、

その小さいひとたちに対してできることは、

やっぱり、その人たちへの共感


『こういうときに、お母さんにこう言い方をされて、あなたは悲しいかったかな… もっと自分のことを見て欲しいのかな…?』

そういうシンプルなことで、子供の心は、またすごく柔らかいところに帰ってくることができる、と思っています。


NVCにサラ・ペイトンさんって方がいてね。その方の言葉をシェアするね。

子供たちが四六時中、必ず、いつも自分の命を見てもらえる、という経験をする、ということは難しいんだけれども、じゃあそうじゃなかった時に、何が役に立つのか?

そのあとに、その経験が辛かったことを、共感してもらうこと。

それが実は、さらに、もっと大きな意味がある。

もし、辛い想いをしたら、
その辛い想いをしたあとに、
その辛かったということを…

あったかさを持って…受け取ってもらうこと。

何が大切だったのかっていうことを、ちゃんと聞いてもらえること、ができれば、

子供はそれが起こらなかった時よりも、さらに、世界への信頼を増すんだよ。

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しげこさん、伝えてくれて、本当に本当にありがとう。

このnoteを書き終えたら、あの頃の想いも込めて、息子を抱きしめに行こうと思います。


もう一度繰り返すけれど、

世の中の、同じ想いをしている・したことがあるお母さんたちに、届く人に届きますように。


今日も読んでくださり、ありがとうございます。

ではまた明日、ココで。

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