『対話』とは…

リトリートあと2週間くらいして、事後セッションがあった。

このとき、
わたしはワンオペ育児が長く続いていて、
心が荒れ狂っていた…


夫が無期限で出張に行き、
「無期限」という言葉に
わたしはすごく不安になっていたのだと思う。

わたしはワンオペになると、
必ずストレスフルになり、NVCなんてぶっ飛ぶ。

そして…

また矛先が息子に…

向かってしまった…

いつもは気にならないことにも
イラっとする、怒る、怒鳴る…

息子が安心してベットで
眠れなくなってしまうほど、わたしは怒鳴り散らしていた。。

「お母さんと一緒の部屋で寝たい…」

わたしを求めている、
わたしと繋がりたい、
愛、
受け入れられたい、
安心したい、

いろんな彼のニーズは瞬時に見えた。

でも心にスペースが全くないわたしは、
痛む心と反対の言葉を言ってしまう。

「お母さんだって一人でゆっくり寝たいねん!
お母さん今から洗濯畳んだり、
やらなあかんこといっぱいあるねん!!
もういいから、早く寝てよ!!」

と。。。

そして、夫にもその一連をメールする私。

そんな夫にメールをする自分にも、
嫌気がさしていた。

(ただ、夫に対して怒っているのではない。
イライラの気持ちは自分が
こういう大切にしていることがあるからなの、
とは伝えていたけれども、
それをどう受けるかは受け手次第。

激務で過酷な出張中に、
彼はゲンナリしたかもしれない。。)

随分前に、
わたしがワンオペで余裕がなくなるのは、
夫がいなくて「寂しい」「孤独」からとわかった。


でももっと奥にもあるものにも気がついた。

まず、体を壊さないか…という彼の体の心配、
そして無事何事もなく帰って来て欲しいという、命の心配。

さらに、子供たちを守れるのは、
わたし一人しかいないという、とてつもない不安や怖さ。

きっとわたしは、寝ている時も24時間ずっと
気を張り続けているのだ。

そして近郊で日本人もたくさん行く
イベントで銃撃もあったばかり。
銃社会・決して安全ではない国。

そんな状態だと、心も身体も
本当に疲れてくる…

そして、楽しむことも忘れてしまう…


そうか。

だからわたしは荒れ狂うんだ…


そうだよね、
寂しいもんね、不安だもんね、怖いもんね…

ってひたすら自己共感をし、
自分を責めること、
周りを責めることは抜け出せたものの、

でも、やっぱり子供たちに当たるのは
一緒だった。

でも本意ではない…

はぁ。。なんとかしたい。。


『在り方』

わたしはこういうときに
どう在ればいいのだろう?



そして、ワンオペに続いて、もうひとつ考えていることがあった。

「言うこと聞かんわるいやつやなー!」
「6歳やろ!」
「お利口さんじゃないなー」

(全部、おじいちゃんのセリフ。。笑)

リトリートから実家へ帰った翌日だった。

ジャッジされない環境から
一瞬でジャッジ・善悪の世界に戻ってきた。


でも息子はこう言った。

「わるいやつとか言わないで!!」

今までそんな風に言い返すことがなかったから、ビックリした。
あの七日間息子はずっとタブレットに
夢中だったんだけど、
彼なりに吸収していたことがあったんだ。

しかし、わたしはこの息子の反応に感動しつつも、
どうしたらいいのかわからず、戸惑っていた。


父に「そういうのやめて!」って
言えばいいわけでもない。

父にも子育てをしてきた
その時代の社会の構造がある。


こういうときにも
わたしはどうしたらいいのだろう?


ちょうどこの二つに思い悩んでいたときに、
事後セッションだった。

ありがたいタイミング。。

このことついて、わたしのために
2時間のセッションを終えて
追加の時間を割いてくださった。


トレーナーのしげこさん、ケンさん、
アシスタントのさきこさんのお言葉。

予想外の言葉たちに、


・・・・・・・・・。


・・・・・・泣いたよね。


また。笑

この方たちと話していたら、

すぐ泣くよ、ほんっと。笑


なんなんだろう、
この奥深いコミュニケーションは…


わたしは、ほんまに好きや。

と思った。


そして、わたしがさらに心動かされたのは、

「わたしたちの経験から
こういうときにどうしたらいいのか、
『知恵をシェア』しますね。」

という言葉。


「教える」でもなく、
「知恵をシェアする」とか「伝える」。

「教える」だと、
どこか一方的で、どっちが上や下とか、
力の差も感じてしまう。(わたしはね)

わたしが中国で日本語を教えたり、
タヒチアンダンスを教えたり、
「教える」のが苦手で、
できればやりたくないって感じていたのは、
そういうことだったのかもしれない。

今さらだけど、なんかスッキリ♡

わたしもココで学んだことを
今までの経験も「教えていく」のではなく、
「知恵をシェアしていく」「伝えていく」
だったらできる!


あーーーーー

なんか世界観が変わっていくーーー。

ありがたい。。


そして、必ず、

「どうかな?役に立ったかな?」

と、終わりに聞いてくださる。

一方的ではない。
伝えたことが役に立った?と
必ずフィードバックももらう。


これが『対話』ってことか…

なんかやっと「対話」というのを
わかった気がした。


そして、シェアしてくださった言葉たちは…


これはなんだか、


書けない。。

わたしには壮大な言葉たちだった。


だから、わたしも声にして
伝えていきたいと思った。

直接お母さんたちや
お母さんじゃない人たちにも
伝えていきたい。


わたしのこの悩みのために
セッションは30分延長してもらって、
6時半に終了。(アメリカなのでわたしだけ朝4時〜でした笑)

そのあとすぐに言葉を思い出しながら
早朝散歩に出かけた。


朝陽を浴びてボーッとする。

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こうしてまた一日がやってくる。

こうしてまた一日を生きていく。

来週、NVCを学んでいる友人たちが
我が家へ遊びに来てくれる。

リトリートの話をシェアするんだけど、
ワンオペでそんな状態だったわたしは、

こんなわたしに何が伝えられるんだろう…

って、立ち止まっていた。

でも、今日のこのセッションで、

うん、大丈夫。貢献できる!

そう確信した。

みなさん、本当にありがとう。

大切に、大切に、伝えさせていただき、
繋いでいきますね。

循環が循環を生むのがすきです。サポートしたいただいた循環を、文字で循環していきます♡