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あなたが座っているのは助手席だよ。
あなたが人生と言う名のドライブをしていると仮定してみよう。
あなたは、車の運転席に座って自分で車を運転していると思っている。
そう、思っている……よね?
誰もが自分の運転している車が、実は他の人が運転しているなんて思ってもみない。実はあなたは運転席ではなくて助手席に座っている。
本当に、まさかまさかが真実なのである。
あなたは車を運転していないのに、運転しているつもりになっているだけ。横からハンドルを握って勝手に曲がろうとしたりする。
本物の運転手からしたら、邪魔でしかない(笑)
せっかく、素敵なドライブをしようと思っているのに、あなたがその素敵なドライブの邪魔をする。
本物の運転手は、一番美しい景色を見る事ができて、一番美味しいご当地グルメを食べられる道を知っていて、迷うことなく進んでいる。
なのに、あなたは「どうやったら綺麗な景色が見えるだろう? 右かな? 左かな?」と勝手に悩み、思考を巡らせる。
助手席から身を乗り出し運転席のハンドルを横から握り必死にコントロールしようとしている。この状況でギャグ漫画が描けるくらいコミカルである。
私達は最善の策を知らない。
そして、私達が知っている最高の景色も最高のご当地グルメも、テレビや雑誌で見たり、誰かのインスタで見たものだ。
私たちの短い人生の中で得た、ほんのわずかな知識の中の選択肢から探した最高の物でしかない。
かたや本物の運転手は、あらゆる可能性の中のあなたにとっての最善を知っている。
人生のハンドルを横から握りしめるのはもうやめた方がいい。ギャク漫画にみたいな事になってるのは先ほど言ったよね。
大先輩も大昔から教えてくださっているではないか。
すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。(マタイによる福音書11章28節)
あなたが必死に頑張ってハンドルを握るのをやめるだけでいい。
本物の運転手にハンドルを任せればいい。あとは、な~んにもしなくていい。ほんとうだ。
何かしなければと囁く者がハンドルを握り続ける者なのだ。
その声を一度本気で拒否してみるといい。
ハンドルから手を離した直後は、もう一度あなたにハンドルを握らせようとする声が滝のような勢いでに聞こえてくるだろう。
「そんなことしたら、やばいよ、やばいよ!」って。
なんとしてもあなたにハンドルを握り続けさせたいからだ。
あなたを不安にさせる声を無視し、本物の運転手を信じて重荷をお任せした時、あなたは想像すらできなかった絶景を見ることとなる。
そして、「その為に必要なものをひとつあげよ」と言われたらりんご探偵🍎は迷いなくお答えする。
勇気だ!運転手を信じて手を離す勇気だ!
あなたの中で眠っている勇気を、そろそろ叩き起してみたくなっただろうか……
運転手もそれを待っている。あなたにハンドルを横取りされて内心、苦笑しながら……
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