繰り返す忘却《詩》

まどろみの内
陽を身体に感じ目を開ける

ふらっと立ち上がり
お風呂場でシャワーを浴びる

顎を上に向けて口を開ける
口の中がお湯で満たされる

自分の口内の輪郭
肉を包む皮
足の小指の形

やっと自分を思い出し
今日も奇跡みたいな一日が始まる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?