皐月

文字が好きです。フィクションかノンフィクションかはあなたの妄想にお任せです。

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最近の記事

繰り返す忘却《詩》

まどろみの内 陽を身体に感じ目を開ける ふらっと立ち上がり お風呂場でシャワーを浴びる 顎を上に向けて口を開ける 口の中がお湯で満たされる 自分の口内の輪郭 肉を包む皮 足の小指の形 やっと自分を思い出し 今日も奇跡みたいな一日が始まる

    • 20240405《短歌》

      彼と父 徐々にうちとけ 熱いハグ 横目に残る ぬるい茶割

      • ボスベイビー《詩》

        近所を歩けば 街はあの方達で今日も賑わっている パステルカラーの被り物をお召しになり 召使に豪華絢爛な駕籠で散歩に出る つまらない。風景の変化に乏しい。 昔は四季の変化を眺めるのが散歩の醍醐味であったではないか。 区長に自然を増やせと言ってこい。 駕籠の手摺りに白いちぎりパンのような腕をかけ 召使に言葉をこぼす。 召使は、どうしたの?オムツ替えたいの? と、抱きかかえて、殿をあやす。 やれやれだせ。私の言葉も理解できぬ姿になってしまったか。まぁでも、ハッピーターン帰

        • トンネル

          小さなトンネル 大きなトンネル 入り口がぐにゃぐにゃトンネル 怖そうな人が両端に立っているトンネル あまあい香りが奥から漂ってくるトンネル 目を背けたくなるような強い光を放つトンネル トンネルを抜けたらどんな世界が待っているだろう 自分の心踊るトンネルを通ったらいい 新しい扉の外ほど劇的には変わらない日常 でも、緩やかに確実にトンネルは未知なる世界へと誘ってくれるはず 怖がらず、気張らず 新しい景色を求めて 4月1日 弟よ 入学おめでとう。

        繰り返す忘却《詩》

          煌めきは野を越える 《詩》

          あの子が走る ずんずん走る 前に前に 遠くに遠くに 一直線に伸びてゆく 救急車のサイレンが鳴る 誰かが怒っている 人がまたこの世に誕生する あの子が走る 立ち止まる 呼吸を整え 後ろを振り返る 少し微笑み 前を向きずんずん走った 私にできることはこれしかないと力強く 今日もまっすぐどんどん走る

          煌めきは野を越える 《詩》

          または、祈り 《詩》

          呼吸が浅くなる 煙草を吸う昼 人々の口から吐き出される 得体の知れぬ白いもや かつて、煙は神との交信手段だった 呼吸をしているだけでは 生を感じれぬ情けない肉体 だから、神と繋がる確かなものが欲しかった 煙草を咥える 火を灯す ぶわっと吸い込み 祈りを込めて 吐き出す息 口から吐き出された白いもやは 縦横無尽に広がり 導きを心得ているように螺旋を描き上へ 上へ、上へ 午後からも無事に頑張れますように。 そう、人々は暮らしの祈りを煙にのせ 今日も世界中の至る所で

          または、祈り 《詩》

          -ゆるまり備忘録20240124-

          2024年、2回目のヨガクラス。ご参加ありがとうございました。 始まる時は、さむかった身体も、床暖備え付けのぬくい畳の上で 身体をじっくりメンテナンスした後は、血が、身体を巡ってめぐって歓びの舞。 みんなで、出たくないですねぇ。どこでもドアで家までひとっ飛びしたいですねぇ。なんて、お話ししながらも、みなさん"きちん"とした足取りでもって、お家までシャキシャキ帰ってゆきました。 今回のクラスではね、 わたくしの地元が誇る名物「なごやん」を、みなさんにお裾分け。 名古屋名物

          -ゆるまり備忘録20240124-

          ゆるまりまくり後の備忘録(20240120)

          2024年、初のヨガクラス。 しっかり皆様とシャバって参りました。(シャバーサナ=屍のポーズ。身体を存分に心ゆく果てまで解放するとても前向きというか、0に還るポーズ) 久しぶりのクラスは、目は線に、口元は両端が重力に勝手に抗うほど平和で幸せな時間でした。 お久しぶりな方も多く、お正月の過ごし方とか、最近引っ越しをした、だとか、今年も助け合っていきましょね〜だとか、過去、現在、未来を行き交うような話をぎゅっとしました。 話は少しとび、わたくしのね、おはなしなのですが、1月

          ゆるまりまくり後の備忘録(20240120)