[おもしろ植物学 1ー2 ]光の○○を使って
こんにちはゆuです。
今回は「植物が動かない理由」について話していきます。
あなたも1度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
1.休日の僕か!!
先に結論を申しますと、植物は全く動く必要がないからです。
休日に家を出ない理由のような結論ですが、コレにはきちんとしたワケがあります。
植物には光合成という、動かずともエネルギーを作れる性質があります。
植物はその性質で作ったエネルギーで成長していくのですが、動いてしまうとその為にもエネルギーを使うため、都合が悪くなるわけですね。
植物たちからしたら「動物たちは、なんでわざわざ動くの?」と思ってるかもしれません。笑
2.なぜ植物は緑なのだ?
元々、生き物は同じ祖先から始まったのになぜ植物だけ光合成を?
疑問に思いますよね。
1番の大きな理由は植物の歴史上に葉緑体[ようりょくたい]さんが来てくださったことです。
葉緑体は植物の細胞の中で光合成を行なっている器官です。
一般的に緑色の物だと知られていて(名前にも書かれているね。)植物が緑色をしている原因とされていますが、なんと他の色も入っています。
ですが、植物は緑色に見えますよね。
実は、光合成では太陽の光の色を使っているのですが、その中の緑色だけが使われないので取り残されているのです。
赤ジソや紫キャベツのように別の色をしている植物もありますが、
光合成で使われるのはあくまで葉緑体の中だけで、そのような葉っぱの中には葉緑体以外の色素があります。
3.海の中でも
光合成と聞くと野原で日光を浴びている植物を想像しそうですが、実は海の中でも光合成はされています。
コンブやワカメなどの海藻やプランクトンがそうですね。
水中で作られた酸素は水に溶けて、魚たちに取り込まれます。
海藻が緑色なのは先ほど話した事と同じ理由ですが、赤色をした海藻は単に葉緑体以外の色素があるわけではありません。
と言うのも、海の中は日の光が届きにくいんですね。
浅瀬の海藻は問題ないのですが、水深が深くなると太陽光の赤色の光が届きにくくなります。
そうなると、海藻たちは青色の光だけで光合成するので、緑色に加えて赤色も残ってしまうわけですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます😊
植物がエネルギーを作る過程で、色が関係してくるとは驚きですね。
太陽の光も興味深いです。
参考文献
面白くて眠れなくなる植物学 https://www.amazon.co.jp/dp/4569830293/ref=cm_sw_r_cp_api_i_DQ3NVCECA92P9NDKG470