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食べてる様子を見て「可愛い」と思ったら「推し」だし「好き」なのだと思う。

タイトル通りである。

世の中、推される対象として存在する人々は老若男女問わず、無数に存在するが、
特にアイドルや俳優など基本的に個人の容姿やキャラクターやパフォーマンスで
売っている人たちの場合の「推し」の個人的な基準の話である。

アイドルや俳優などの人々は基本的に美男美女で人から見られる職業であることもあり、
コメントもパフォーマンスも人に見られて恥ずかしくない素晴らしいモノを世に公開している人ばかりである。

才能に満ち溢れていてキャラクターも魅力的なイケメンが無数にいる。

正直、顔の良さやパフォーマンスのクオリティ、性格や個性の魅力で選んでいたら、
ほとんどの人を応援しなけれならなくなるだろう。
若手で容姿端麗なアイドルや俳優などは魅力的な人がとにかく多い。

そんな中で
「さあ、お前はどのイケメンを選ぶのだ?」
と訊かれた際に私が思いつくのは(まあ、勝手に自問自答しているだけなのだが)、
「幸せになって欲しい」とか「楽しくやって欲しい」と思える人、とかそういう曖昧なものだった。

でも、これをなんとか自分の中で具体化しようと思った時に、推しが食事をしている様子を見て、
「うわぁ、可愛い。…これだ!!!」
と思ったのだ。

顔がタイプ、食べ方が綺麗、箸の持ち方が美しい…まあそれは普通に大事なことでもあるのだが、
たとえそうではなくても
「おいしく食べてくれればそれでいい、可愛い」
そう思わせてくれる存在が、「推し」なのだ。

己が「推し」を決める際に何が決め手かと考えてみたのだが、
「食べている姿を見て、可愛いと思ったら」
というのが今までの傾向としてある気がしている。

「食べる」というのは、不特定多数の前で行われる割には極めて本能的な行為なので
その人が食べている様子とか食べているものとかそういうモノがその人を作っていることがモロに出る。

好きなモノを前にしたときの嬉しそうにかぶりつく顔や、あまり好きではないモノや
明らかに美味しくないモノ、食べたことのないモノを食べる時の顔など
仕事とはいえどうしても本音が出る瞬間があって非常に興味深い。

「食べる姿」というのは「食べているフリ」とかは基本的にできないので、
生存に必要な行為のありのままを全開で曝け出していることになるのだ。

なんかそれってすごいなあと思う。
(語彙力がない。)

結局、何を思ったかというと、アラサー彼氏なしで結婚する未来が全く見えない私だが、
結婚相手に選ぶ人はたぶん、食事をしている時に「可愛い」とまではいかなくとも、
食事をしている姿を見ていて、微笑ましい気持ちになるような人だと思ったのだ。
(まあ、願わくば「可愛い」と思えるくらい顔が好みの人だと嬉しい。願わくば、だが。)

で、昔あった「いっぱい食べる君が好き」のCMが流行った時は
「ハァ、何のこっちゃ?」と思っていたが、今ならよくわかる。

「おいしそうに幸せな顔で食べる君が好き」という感じか。

食べるという事は、「生きるエネルギーの補充」である、幸せそうに食べるという事は
「今後を生きる気力と希望を持っている」という事であり、
「未来を共に歩んでいく相手として相応しい」
「明るい未来を作り上げる者として共に歩みたい」
と潜在意識的に一瞬で思わされているのだろう。

新しい推しが出来る度にこんなコトを考え、結婚する兆しが全く見えない己に絶望する。
(まあ、婚活せずに推し活ばかりしているからこうなるのだが。)

焦っても仕方がないし、出来る時は出来るし、出来なければ今の状態がしばらく続いて、
いずれジリ貧になっていくだけなのだからまあ、そんなものだろう。

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