「普通」ってなんだろう。

私もよく「普通は」って言っちゃいますし、「普通だったらこうでしょ」って考えちゃいます。もう、癖のようなものです。

でも、「普通」って一体なんなの?!


息子は特別支援教育を受けているので、その親向けに毎年講演があります。

一昨年、療育センターの先生が講演に来てくださって、そこで言われてたことがとても印象的でした。


以下、その時のお話の一部↓

マイノリティ=少数派
その反対が
マジョリティ=多数派

世の中では右利きの人が多いですよね。
右利きの人=多数派です。
右利きが多数派だから改札は右側にありますね。
左利きからするととてもやりにくいんですが、右利きの人は考えたことないでしょ?

さて、夜は街灯が点いてます。
多くの人が、明かりがないと不便だからです。
目が見えない方はどうでしょう。
明かりがなくても歩けますね。
では、世の中の90%の人が目が見えなかったらどうなりますか。
街灯なんて必要ないから設置しない、となるでしょう。
目の見える私たちからするとどうですか。とても困りませんか。
これが少数派が見てる世界です。

このお話を聞いて、多数派の意見や考えが世の中の普通、となっていること、多数派だから正しいというわけではない、ということにやっと気づきました。

自分が多数派にいるのか少数派にいるのかで、生きづらさが変わる。自分はたまたま今まで多数派なことが多かったから感じなかっただけだった、と…。


普通はこうでしょ?!と決めつけず、少しでも、自分とは違う人のことを想像しようとすれば、もっとみんなが生きやすい世の中になると思います。

私もつい決めつけがちですが、想像することを忘れないようにいたいと思います。


居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!