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戦いと別れ

【文字数:約600文字】

 新年度になり、これといって業務内容に変わりはないけれど、前から不要だと思っていた業務について意見した。

 会社側は必要だというのだが、必ずしも効果があるわけでもないどころか、むしろ生産性を下げているのは明らか。

 つまり効率化を目指すwebシステムを推進しながら、未だに旧来の電話連絡を温存するダブルスタンダードをヤメろと。

 結果として「改善に向けて努力する」という実質ゼロ回答しか得られなかったものの、問題意識は持ってくれたと信じたい。


 新年度に入るのと同時に、実家の近くにある本屋が閉店した。

 子供の頃は店先の週刊誌を立ち読みして、一時期など不便にも関わらずそこで本を買うようにしていた。

 広さ10畳とかのこじんまりとした店ながら、注文すれば最新の本も手に入るとはいえ、やはり店頭に並んでいないと買いにくい。

 本屋を支えたくてwebでの注文は控えているものの、大型書店の品ぞろえに勝てるはずもなく。

 会社の業務もふくめてwebの活用が当たり前になっているとはいえ、物体としての紙で欲しいものはあるわけで。

 とはいえ、こうしてnoteに書いているのは肉筆によらない文字であり、無尽蔵ともいえる空間があるからこそ、多くの人が利用できるのもまた事実。

 とくに紙の本は場所を取るので、読書家であるほどに電子版の恩恵を受けられる。

 理想は2つが併存する世界なのだけど、今後いっそう電子化が進むのだろうなぁと、店先に貼られた「閉店のおしらせ」を見ながら思った。

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