りんどん

詩や小説を書いたりするときもある2輪ライダー。フォローバックは基本しませんので、期待し…

りんどん

詩や小説を書いたりするときもある2輪ライダー。フォローバックは基本しませんので、期待しないようにお願いします。もとは「輪-ring-動 don't」でしたが、新しく名前を頂いたのでお借りしています。

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  • 読書レビュー

    読了した書籍のレビューをまとめています。はじめに文字数を書いてあるので、目を通す際の参考になれば。

  • 詩 Shika 歌

    詩に短歌その他をまとめたもの。気まぐれに追加されます。

  • ぼうけんのしょ

    ぼうけん の きろく が ほぞん されている

  • 文章その他

    小説っぽい長文の何か + 個人的なお気に入り記事。

  • おたからさがし まとめ

    砂浜や森などで拾ったり、見つけたりしたものを記事にしています。たとえば石やキノコや生物など、もはや何でもあり?

最近の記事

  • 固定された記事

カップラーメンが1人の人間を救う、かもしれない。

【文字数:約7,500文字】 #創作大賞2024 #エッセイ部門  とあるグループディスカッションにて、私とは別のグループでの結論は次のようなものだった。 「やっぱりカップラーメンは必須でしょ」  アウトドアの食品としてなら軽くて保存も効くし、水を沸騰させるバーナーは基本装備だから取り入れやすい。  もちろん熱や湿気で傷まないよう注意すればサンドイッチ、おにぎりなんかも手軽な選択肢としてアリだと思う。食材費も安く済むし。  ちなみに、このディスカッションは「ひきこも

    • たぶん100万回生きたら美桜みたいになるとしても

      『100万回生きたきみ』七月隆文 読了レビューです。 文字数:約1,400文字 ネタバレ:一部あり ※敬称略  フォロ―している方が七月隆文の大ファン、あるいは親だと認識しているらしく、今月始めに出た新刊『天使の跳躍』にまつわるレビューの熱量が凄まじく、それがきっかけで手に取った。  この方は文章から心身に宿った国語力が漂い、このような人が心酔そして崇拝する方の作品とは、どんなものだろうと興味が湧いた。  結論から言えば、とても良かった。  ひさしぶりに一気読みをし

      • Title:氷と旅人 溶けていく透明な氷 彼らは泳ぐ ここが旅の終わりでも 色のないサイダーの海が 青緑に染まるのは グラスの世界に生まれたから 泡とのダンスで カラン カララン 楽しそうに歌ってる やがてまた彼らは旅に出る 記憶と心の大空を 世界を染めるその日まで

        • すべてのものは闇を持ち、それは光の裏返し

          『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』 横田増生 読了レビューです。 文字数:約1,600文字 ネタバレ:一部あり  ネット通販といえばamazonであり、俗に「ポチる」とはamazonでの注文をそう呼ぶことが多い。  何かしらの商品名で検索すれば、ほぼ確実にamazonの商品ページが出るし、本書においてもそれは同じだ。  その他にもギフトカードは、ここnoteを始めとした企業からの当選金として使われることが多いし、俗に「干し芋」と呼ばれる「ほしいものリスト」を公開して、ファン

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        カップラーメンが1人の人間を救う、かもしれない。

        • たぶん100万回生きたら美桜みたいになるとしても

        • Title:氷と旅人 溶けていく透明な氷 彼らは泳ぐ ここが旅の終わりでも 色のないサイダーの海が 青緑に染まるのは グラスの世界に生まれたから 泡とのダンスで カラン カララン 楽しそうに歌ってる やがてまた彼らは旅に出る 記憶と心の大空を 世界を染めるその日まで

        • すべてのものは闇を持ち、それは光の裏返し

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        • 読書レビュー
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        • OFF / SHOT 《短編小説》
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          原因と結果それは因果

          【文字数:約1,000文字】  先週の金曜まで仕事で、ひさしぶりに土日は泊りがけのキャンプに行った。  結論から言うと「とても良かった」ので、どうにか残る夏の日々をやり過ごせそうな気がする。  土曜日の早朝。  湖畔沿いのキャンプ場を目的地として直行するには時間が早すぎるし、富士山の西、山梨県の尻尾みたいな部分を流れる富士川に沿って北上する。  静岡県に流れていく富士川を挟んで西には国道52号が、対岸の東には身延線に沿う形で県道が続いている。  景観が良いのは東側

          原因と結果それは因果

          よみがえれ希望の子ら

          【文字数:約1,200文字】 ※ この物語はフィクションだと思います。  世間が休みだろうと関係ないどころか、むしろ忙しいかもしれないBONにあって、その男は今日も職場にやってきた。 「警備システムONなんだし、事務室くらい冷房つけっぱでいいだろうに」  などとボヤきながら窓を開け、夜に溜まった熱気を逃しつつエアコンを起動する。 「ポチッとなって……あれ?」  いつもは従順なAIR子が返事をしない。二度そして三度と呼びかけても同じで、相棒のリモ子は顔が白くて意識が

          よみがえれ希望の子ら

          そいつは場所と時間を選ばない

          【文字数:約1,000文字】 (サムネイル写真は北海道の函館で撮ったものです)  神奈川県に住む私のスマートフォンから、あの地震速報が鳴り響いてから一夜が明けた。  ちょうど家族が揃っていたときなのもあるし、周囲からは同じ速報が聞こえて何重奏なのかも分からない。  ひとまず倒れそうなものから距離を取っていると、誰かが「震度5弱だって」と話している。それほどでもないと思いつつ、すぐに南海トラフと関連があるのかと考えたし、やはり同じような人は多いらしい。  結論から言え

          そいつは場所と時間を選ばない

          お盆ということもあるのかフォロワーさんの家族関連の記事を読み、再婚した伯父のことを思い出す。 言い方はアレだけど前と後とでお子さんがいて、いとこに当たる私は🤐になるわけで。 ともに歩いて別れて人生いろいろ、地震も不安ながら帰省する人々の心が平穏でありますように。

          お盆ということもあるのかフォロワーさんの家族関連の記事を読み、再婚した伯父のことを思い出す。 言い方はアレだけど前と後とでお子さんがいて、いとこに当たる私は🤐になるわけで。 ともに歩いて別れて人生いろいろ、地震も不安ながら帰省する人々の心が平穏でありますように。

          昨日の湊あくあさん卒業にまつわる嘆きに触れるほど、Vtuberだからというのは関係なく、誰かの支えになっていたという事実、可視化されたそれらに痛みを覚える。 でも同時に尊さもあるような気がして、ついつい見に行きダメージを受ける。 誰かが誰かを想う、というのに私はどうにも弱い。

          昨日の湊あくあさん卒業にまつわる嘆きに触れるほど、Vtuberだからというのは関係なく、誰かの支えになっていたという事実、可視化されたそれらに痛みを覚える。 でも同時に尊さもあるような気がして、ついつい見に行きダメージを受ける。 誰かが誰かを想う、というのに私はどうにも弱い。

          センスがない

          【文字数:約800文字】  むかし職場にいた関西の人は、やたらと「センスがない」と言うのが口癖だった。  技術面もしくはタイミングといった失敗を総じて「センス」という、捉えどころのないもので表現することにより、角も立たたないし和やかな雰囲気になる。  そして現在、私は先日のツーリングで長年に渡り愛用していた扇子を落としてしまった。  暑い盛りの2~3ヶ月しか使わないものの、補修しながら10年は使っていたと思う愛用品で、それなりに良い品だからショックだった。  もちろ

          センスがない

          ぬれた衣類の香りにつつまれて

          【文字数:約1,000文字】  熱戦の続くパリ・オリンピックの男子バスケットボールは昨日、ブラジルに84-102で敗れ、1次リーグ敗退となった。  それ自体は残念だと思うし、選手の皆さんは当然のように頑張っていたわけで、わざわざ誹謗中傷しにいく人の気が知れない。  私はといえば暑さにも慣れてきたのか、ここ数日は夜になると「涼しい」とさえ感じるようになり、ますます熱く文句を言う心理が分からん。  前にも書いている通り、なるべく家でエアコンを使わない生活をしているけれど、

          ぬれた衣類の香りにつつまれて

          わたしたちが空を飛ぶ理由【短編小説】

          【文字数:約 4,300 文字 = 3,600 + 700】 ※ 本稿を読むと気分が悪くなると思います。   あの夏の日、たしかに私たちは空を飛んだ。  たっぷりと空気をふくんだかき氷みたいな白い雲が、あとちょっとでブルーハワイの味になるかもしれない奇跡の直前。  私たちは焼けつく灰色のタイルを蹴って、たしかに空の中へ飛び込んだ。 「……ん、……さん」  膜で通して不純物をむしろ増やしたみたく、不明瞭な声が誰かを呼んでいる。もしもし、呼ばれてますよ誰かさん。

          わたしたちが空を飛ぶ理由【短編小説】

          自分のやっていることをまるごと全部、1点の曇りもなく信じられてるわけじゃない。 お前は続けててスゴいよ、と友人は言ってくれるが、ここ最近とくに何のためにやっているのかと思う。  んだように生きるのと、生きながら ぬのと、どちらが幸せなんて最後にしか分からないのに。

          自分のやっていることをまるごと全部、1点の曇りもなく信じられてるわけじゃない。 お前は続けててスゴいよ、と友人は言ってくれるが、ここ最近とくに何のためにやっているのかと思う。  んだように生きるのと、生きながら ぬのと、どちらが幸せなんて最後にしか分からないのに。

          顔バレするのってヒヤヒヤするね

          【文字数:約2,000文字】  投稿した写真から住所を特定されることもある現代、リアルタイムの映像通話で顔バレするという貴重な経験をした。  先日、VTuberとのオフラインで楽しむイベントがあり、直前まで悩んだものの良い経験になると考えて参加することにした。  場所は東京調布にある「JAPANNEXT BANQUET」というe-sportsの教室なども開かれている施設で、オンラインゲームで必須な高速回線を利用しているらしい。  イベントは毎週末に続けて行われており、

          顔バレするのってヒヤヒヤするね

          なつだよ なつだよ 《詩》

          なつだよ なつだよ はだをやく ひかりのおんど  あめをかいで みどりのかおり もりがひろがる しめったくうき むしたちのうた いのちのしらべ そらにうかんだ うずまくうみ なつだよ なつだよ まぐまのこども あすふぁると かわくうちみず たいようのあと よるはみじかく あしたはとおく はじけるあわの かんきのうたごえ つきさえゆらめく おまつりのひび なつだよ なつだよ かげのすきま はなれてく おもいでのなか ゆうひはしずむ うしなったもの 

          なつだよ なつだよ 《詩》

          ここ最近、長い文章を書こうとしても手が全然うごかない。 その理由は頭の奥が痛む感じがするためで、場面のイメージにも支障が出ている。 言葉は出るから言語野が んだとかではないと思うのだけど、書けないなら完成もしないわけで。

          ここ最近、長い文章を書こうとしても手が全然うごかない。 その理由は頭の奥が痛む感じがするためで、場面のイメージにも支障が出ている。 言葉は出るから言語野が んだとかではないと思うのだけど、書けないなら完成もしないわけで。