りんどん
読了した書籍のレビューをまとめています。はじめに文字数を書いてあるので、目を通す際の参考になれば。
小説っぽい長文の何か + 個人的なお気に入り記事。
ぼうけん の きろく が ほぞん されている
詩に短歌その他をまとめたもの。気まぐれに追加されます。
砂浜や森などで拾ったり、見つけたりしたものを記事にしています。たとえば石やキノコや生物など、もはや何でもあり?
【文字数:約6,000文字】 #創作大賞2024 #エッセイ部門 私は去年の今くらいまで、動くイラストを用いて配信をするVTuberについて、よく分かっていなかった。 ぼんやり存在そのものは知っていたけれど、意識できるようになったのは「星街すいせい」さんのラジオを聴くようになってからだ。 そのまま星街すいせいこと「すいちゃん」が推しになって、人生ハッピー世界が輝いて見えるとかなら良かったけれど、そこまで話は単純ではない。 ちょうどVTuberに関わる物語を考え
【文字数:約1,000文字】 来年にWindows10のサポートが終了し、それ以降は安全に使えるとは言いにくくなる。 現状のPCが年代モノに入りつつあって、壊れる予兆と呼ばれる青画面になったこともあり、早めに切り替えられないかと模索し始めた。 店で実機を眺めたりメーカーサイトを探したりして、いちおうの目星をつけていたのが先々週の話。 そんなときに「ミニPC」という選択肢があると知る。 名前からPCのミニチュア玩具をイメージしたけれど、つまりは箱型をしたデス
『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬 読了レビューです。 文字数:約1,500文字 ネタバレ:一部あり 歴史の中には偶然が重なって出来たものがあり、本作の刊行もそれに含まれる、というのは良くも悪くも神の存在を認めるようなものだろう。 今なお続くウクライナ戦争の遠因になったもの。 それは本書に記された大祖国戦争であり、ドイツおよびヒトラーの野望であり、あるいは人が人である故なのではと思わずにはいられない。 本作の主人公、セラフィマ・マルコヴナ・アルスカヤは小さな村
【文字数:約1,600文字】 いつも聴き逃し配信のお世話になっている「ぶいあーる!」の第69回。 今回のゲストは佐倉綾音さんで、たぶん全国民がどこかで声を聴いたことのある有名な声優さんだ。 VTuberさんがゲストの際も興味深いのだけれど、今回は「声」を使う本職ということで楽しみにしていたし、実際に聴いたら非常に学びの多い回だった。 星街すいせいさんがアニメ好きで、もちろん佐倉綾音さんのことを知っているだけでなく、『VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説にな
【文字数:約1,000文字】 解体中の建物を囲う壁に蛹を見つける。 わざわざ目立つところに来なくても、と不憫に思いながら、来年の春まで解体が続くことを願った。 先日、歯科検診の待合室にて、高齢者とヘルパーとの会話が聞こえてくる。 「来年の受診はどうしましょう。まぁでも、来年の話をすると鬼が笑うって言いますよね」 車いすの高齢者からの反応は薄い。たぶん来年のことは考えていないような気がした。 最近たまに出勤したとき、近所の老人に声をかけられる。 「いやぁ
うっすら動向を見ていた企業勢の新人Vさんのページが消えており、Xや事務所ページもまた同じ。 さすがに急だと思って調べたら代表が消えて事務所は解散、所属していた人らは権利貸与の形だからほぼ卒業という…。 UniAsそしてBloomArtsが消滅したことを覚えておこう。
【文字数:約3,400文字 = 本編 3,000 + あとがき 400】 目が覚めると昨夜の出来事が夢だったのかと思えるくらい、新しいベッドを広く感じた。 今日は休みのはずだけど。 考えた後に手を伸ばしてスマートフォンを探り当て、鏡のような黒い画面を見つめる。 そこに映っている寝ぐせのひどい人間は、昨日の自分とは違っていた。シンデレラの魔法が12時になると解けてしまうように、止まらない時間が私を汚す。 指先一つで明るくなった鏡には今日の日付と時間、それに
とある新聞連載の小説を読んだら、最後のオチがあまりにも力技すぎて唖然とする。 連載だし文字数の制限もあって、終わりを決めて書くのは難しいとわかりつつ、犯人いませんでした一件落着、というのは納得感が薄い。 風呂敷を広げるだけ広げて畳まない、畳めないより筆力あるんだろうけども。
【文字数:約1,400文字】 先日の長野ツーリングに行った際、最終日にして転倒そしてウィンカーが破損した。 交換用として純正を用意するのがセオリーながら、たぶん国内向けのと仕様が違うので、そのままでは使えないと判断。 汎用品で取り付けている記事を見つけ、KITACOの「ワレンズ」というウィンカーを発注し、どうにか月内に交換できた。これで心残りなく10月を締めくくれる。 ただ、作業が1~2時間で終わると思ったら、配線の取り回しに時間を取られて5時間くらいかかった
歯科の定期検診に行ったら「歯を噛み締めすぎ」とのこと。 ふだんやってる覚えがないので、たぶん寝ている間というか、短い時間に何度も起きてしまうのも関係ありそう。 ほぼ顎が開かなくなるときもあったし、ストレスだとしたら正直どうしようもないのだが。
【文字数:約1,000文字】 昨日は散歩がてら投票に行き、今朝に結果を見て「こうなったか」と。 もうずいぶん前から反大勢派で今回も同じくながら、もうちょっと伸びてもいいような気もする。完全に赦されたわけでないのは評価できる。 投票後に外へ出てそのまま帰宅したのだけど、進む方向の同じ人がいて「もしや?」と思ったら超・近所の人だったのが今回おもしろかった点。近場の人が集まるにせよ時間まで一緒って……。 サムネイルにしたのは訓練のために集まっている写真で、ここまで近
【文字数:約1,000文字】 空き家になった祖父母の家の片付けが進行中で、先日やっとデカい仏壇を片付けたそうな。 新たに小型のものを買って実家に引っ越し、たまに線香の匂いが漂っている。 そんな状況を見ていたら、自分のも片付けようかという気になった。 かつては部屋だった場所は物置になり、太古のゲーム機やソフトが眠っている。 昔のレトロゲームをプレイする配信を観るなどしたこともあり、そういえばと思い出したのもきっかけの1つだ。 ほぼ今はゲームをしないし、小
【文字数:約1,400文字】 使っているテレビ付属リモコンの反応がにぶく、いちいちストレスがたまる。 いちおう本体には基本の電源ボタンなどがある。ただしリモコンがないと機能がほぼ使えない。 まったく反応しないわけではなく、押し方を工夫したりすれば使える。ただし、購入してすぐのような感じではない。 国内の主要メーカー品であれば純正はもちろん対応品があるし、海外製でも有名どころなら同じくだ。 残念ながら私の使っているものは謎メーカー製であるため、いくら調べても
【文字数:約2,200文字】 前回の記事はコチラ↓ 以前から訪れてみたかった無言館を鑑賞したりんどん。 おおよそ想定していた通りのツーリングを楽しめていたのだが……? 今回のツーリング記録1/3では、諏訪湖の近くにある北澤美術館を訪れた。 このすぐ近くには「タケヤみそ」の工場があり、売店の入口にはサムネイルの「菌塚」がある。 畜産の解体場などでは供養塔があると聞くし、人間は利用させてもらっている、という意識を持つべく拝んでおいた。 売店では当然みそ
【文字数:約1,600文字】 前回の記事はコチラ↓ 諏訪湖の近くにある北澤美術館にて、目当ての「ひとよ茸ランプ」を鑑賞したりんどん。 次なる目的地も美術館ではあるものの、その外観は教会のようでもあり……? 戦没画学生慰霊美術館「無言館」。 場所としては諏訪湖のある諏訪市から山を越えた、長野県上田市に位置している。 田んぼの広がる平野部から山側に入った、とても静かな場所に造られた美術館は名前の通り、先の大戦で亡くなった芸術系大学などの学生たちが描いた絵を
【文字数:約1,700文字】 遅れて夏休みを取得したりんどん。 雪に阻まれる前にと、信州は長野ツーリングに旅立ったのだが……? 昔は信濃国、今は長野県と呼ばれている山国へ行くには、神奈川からだと甲府盆地こと山梨県を抜けていく。 その名も甲州街道こと国道20号をひた走り、山と山に挟まれてゲームオーバーになる想像をしながら進むと、やがて諏訪湖へと辿り着く。 諏訪湖といえば、冬に凍結した湖が自然に割れることを「御神渡り」と呼ぶ。近年は温暖化しているせいか、見られ