りんどん

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りんどん

詩や小説を書いたりするときもある2輪ライダー。フォローバックは基本しませんので、期待しないようにお願いします。もとは「輪-ring-動 don't」でしたが、新しく名前を頂いたのでお借りしています。

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  • 詩 Shika 歌

    詩に短歌その他をまとめたもの。気まぐれに追加されます。

  • ぼうけんのしょ

    ぼうけん の きろく が ほぞん されている

  • 文章その他

    小説っぽい長文の何か + 個人的なお気に入り記事。

  • 読書レビュー

    読了した書籍のレビューをまとめています。はじめに文字数を書いてあるので、目を通す際の参考になれば。

  • おたからさがし まとめ

    砂浜や森などで拾ったり、見つけたりしたものを記事にしています。たとえば石やキノコや生物など、もはや何でもあり?

最近の記事

  • 固定された記事

男である私が男をうっすら憎む理由

【文字数:約6,000文字】  生物学的な性が男性である私は、同じ男性をうっすらと憎んでいる。  豚になってしまった飛行艇乗りの賞金稼ぎを描く、『紅の豚』のセリフには「世界の半分は女性だ」というものがあり、人間はどちらかの性に割り振られて生を受ける。  もちろん出会う男性すべてに敵意を向けているわけでもないけれど、言動などから「この人はどうだろうか」と値踏みするのは、私の趣味みたいなものだ。  タイトルからして不快感を覚えたりするであろうことは承知で、本稿を書きたいと

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    • 手書きノートに残る日々

      【文字数:約1,000文字】  毎日ではないけれど直筆の日記をつけている。  たしか中学の頃から始めて途中、書かない期間を挟みながらも続いているのは、単純に手を使って書くのが楽しいからだ。  そんな日記用ノートが約10ヶ月で1冊終わったので、その記録として記事にした。  前にも近い内容の記事があるだろうし、だいたい1年周期くらいで繰り返されている、いわば恒例行事のようなものだろうか。  1冊が終わると始めに何を書いたのか読み返し、そのまま思考の移り変わりを追っていく

      • 私の5年後はどうなっているだろう

        【文字数:約800文字】  現在のバイクにかけてある自動車損害賠償責任保険、つまり自賠責の満期が近い。  乗り始めのときは店で手続きをしており、更新時期を知らせる案内ハガキにも購入した店が印刷されている。  とはいえ、ちょっと距離がある上に普段からメンテナンスを頼んでいるわけでもないため、わざわざ更新のためだけに行くのはメンドウだ。  そういえばコンビニで自賠責は入れたよなと思い出し、調べてみると事前に車台番号などを入力しておけば受取だけで済むらしい。  実際にやっ

        • ほしぼし きらきら かいがい はらはら せんぜん めらめら ひえびえ ちらちら ひとびと わらわら こりごり あらあら さんざん いらいら きんぎん きらきら 重ね言葉と濁音+「◯ら◯ら」

        • 固定された記事

        男である私が男をうっすら憎む理由

        • 手書きノートに残る日々

        • 私の5年後はどうなっているだろう

        • ほしぼし きらきら かいがい はらはら せんぜん めらめら ひえびえ ちらちら ひとびと わらわら こりごり あらあら さんざん いらいら きんぎん きらきら 重ね言葉と濁音+「◯ら◯ら」

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        記事

          つわもの つどいし つくいじょう

          【文字数:約600文字】  神奈川から山梨へ行くには山を抜ける必要がある。  科学の発展した現代でも高出力ビームで山地を掘削することは叶わず、山肌を縫うような道路やトンネルに頼らざるを得ない。  今から500年前、武士に侍などの「つわものども」が闊歩した時代においては、今と比較にならぬほど難儀な道のりであったろう。  さらに武蔵国、甲斐国、相模国がせめぎ合う戦いの最前線であった。  富士五湖ツーリングなどに行く途中、高確率で通るのが津久井湖の近くであり、上を走れる城

          つわもの つどいし つくいじょう

          サイン会というものに参加してきた

          【文字数:約600文字】  連載中で更新を楽しみにしている作品の中で、背川 昇『どく・どく・もり・もり』という作品がある。  キノコを擬人化しつつ、食用キノコと毒キノコの戦いを描いている点が面白く、どちらかといえば暗めなのも好みなので毎月の更新を楽しみにしている。  先月末に第2巻が発売された記念として、作者さん直筆のサイン会があると知って参加してきた。  過去に参加したサイン会は別の人の画集の発売時で、公式ではない即売会のときであれば作者さんと話しつつ、ということが

          サイン会というものに参加してきた

          きみが旅立つ春のこと ふたり並んで話したね 進学就職もしくは転居 今の季節が特別なのは いないはずのきみの姿 また探してしまうから ※過去作より転載

          きみが旅立つ春のこと ふたり並んで話したね 進学就職もしくは転居 今の季節が特別なのは いないはずのきみの姿 また探してしまうから ※過去作より転載

          そうして街並みは個性を失い、新たな時代を呼ぶ

          【文字数:約800文字】  昨日の記事にて、実家近くの本屋が閉店したことを書いた。  最後に残ったそこもなくなったことで、近隣の本屋すべてが閉店したわけで、コンビニをのぞけば大きな駅前に行かないと本が買えなくなった。  商店街の1軒として数えられる本屋が閉店する前には、個人の食料品を扱う店が、その前にはクリーニング屋が、お菓子屋が、喫茶店が、瀬戸物屋が、おもちゃ屋が、花屋が、八百屋がなくなった。  かろうじて居酒屋と新しく出店した理容室などがあるものの、単身者向けのア

          そうして街並みは個性を失い、新たな時代を呼ぶ

          戦いと別れ

          【文字数:約600文字】  新年度になり、これといって業務内容に変わりはないけれど、前から不要だと思っていた業務について意見した。  会社側は必要だというのだが、必ずしも効果があるわけでもないどころか、むしろ生産性を下げているのは明らか。  つまり効率化を目指すwebシステムを推進しながら、未だに旧来の電話連絡を温存するダブルスタンダードをヤメろと。  結果として「改善に向けて努力する」という実質ゼロ回答しか得られなかったものの、問題意識は持ってくれたと信じたい。

          戦いと別れ

          こな~!

          【文字数:約800文字】  なんでもかんでも値上がりするのにも慣れてしまい、去年より生活費が上がっているのにも気づけない今日この頃。  朝に飲むコーヒーも値上げをまぬがれず、量が減ってお値段そのまま、もしくはちょい値上げしてたりする。  そんな折にスーパーで手頃なコーヒーを見つけた。  「ITALIA」の文字を見て、日本とイタリアを行き来する美青年を思い出して深く考えずに購入。  使いかけのコーヒー粉がなくなったので切り替えてみると、  パッケージの写真で気づいた

          伊豆の背を 走り抜けるは 西天城

          【文字数:約800文字】  前回の記事 ↓  記事で紹介しているキャンプ場は伊豆の南部にあり、辿り着くには大きく2つのルートがある。  1つが東京・神奈川から海沿いに入る東ルート、もう1つが静岡の平野部から入る西ルートだ。  順当に行くなら東ルートが分かりやすいけれど、湯河原や熱海、伊東などの歴史ある町を通るので道が混む。そりゃあもう泣けてくるほどに。  どちらかといえばキャンプ場は西にあるため、いったん箱根の山を抜けて三島から入って進むことにした。  東と同じよ

          伊豆の背を 走り抜けるは 西天城

          そのキャンプ場には〇人が多い

          【文字数:約400文字】  先日ひさしぶりにキャンプをした。  場所は伊豆の南部にある「へんな村キャンプ場」という変な名前のところだ。  テント場に案内されると伊豆の〇人がお出迎えしてくれる。  場内には仲間たちが隠れており、とくにトイレがお気に入りらしい。  他にも自動販売機は現代アートを思わせる。  ホラー映画みたいな空気だけど、むかしはオートキャンプ場だったらしい。  キャンプ場でありながらウォッシュレット式のトイレを設置しているだけでなく、なんとお風呂も

          そのキャンプ場には〇人が多い

          いつのまにやら

          【文字数:約1,000文字】  3月も後半に入って寒さもほどけ、そろそろ冬用ジャケットを片付ける時期です。  ヘッダー写真の白い桃または桜は、とある場所に1本だけ植えられているのでよく目立ち、やがて暖かい日には溶けない雪を降らせてくれるでしょう。  すこし前には気候の変化によってなのか、立て続けに仕事でミスをして分かりやすく落ち込んだ。  仕事に命を懸けているわけではないけれど充足を得ているのも事実なので、元から頼りない肯定感をガリガリ削る。  一方、年始から推敲し

          いつのまにやら

          捨てる神あれば拾う神あり、されど神は人の作りしもの

          『デオナール アジア最大最古のごみ山』 著:ソーミャ・ロイ 訳:山田美明 読了レビューです。 文字数:約1,800文字 ネタバレ:一部あり  インドの中西部にムンバイという市街県および市があり、その市街地の端にあるデオナールごみ集積場に生きる人々、それが本書の主人公だ。  そもそも「ごみ」とは何だろう?  以前にレビューした本の著者、ごみ清掃員芸人の滝沢秀一さんがいつだったか、次のように話していた。  この世界に「ごみ」として生み出されたものはありません。  たし

          捨てる神あれば拾う神あり、されど神は人の作りしもの

          先週から小さなミスが続いてのトラブル対応で疲れ果てる。 悪い運気とかを考えてしまうレベルで、まさしく「徒労」だったし。 ミスについては信用という貯金があるからまだいいけれど、次は〜と考えたらしんどい性質なのだった。

          先週から小さなミスが続いてのトラブル対応で疲れ果てる。 悪い運気とかを考えてしまうレベルで、まさしく「徒労」だったし。 ミスについては信用という貯金があるからまだいいけれど、次は〜と考えたらしんどい性質なのだった。

          息抜きで3,000字くらいの2次創作を投稿したら、とてもうれしい感想をいただいた。 いま書いてるのとも関連があってイメージしやすく、いい意味で文体を崩せる柔軟さが活きたのやも。 詩や短歌が短い言葉選びの練習になってもいるし、ダレない流れは今の時代に大事だなと。

          息抜きで3,000字くらいの2次創作を投稿したら、とてもうれしい感想をいただいた。 いま書いてるのとも関連があってイメージしやすく、いい意味で文体を崩せる柔軟さが活きたのやも。 詩や短歌が短い言葉選びの練習になってもいるし、ダレない流れは今の時代に大事だなと。