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詩 Shika 歌

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詩に短歌その他をまとめたもの。気まぐれに追加されます。
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記事一覧

あまり気分はすぐれないが朝は来る
また今日も繰り返すのならサイクル
変わることなきこの日常に喝采する

隠された心情 軽く矮小
庇っているのは大人の事情

ナゾすぎるマイルールを内面化
それが意味ない分かってんのか

棚に上げてるマイ論理の正しさ
そして生まれるロンリー男子さ

りんどん
5日前
9

ほしぼし きらきら
かいがい はらはら
せんぜん めらめら
ひえびえ ちらちら

ひとびと わらわら
こりごり あらあら
さんざん いらいら
きんぎん きらきら

重ね言葉と濁音+「◯ら◯ら」

りんどん
12日前
7

きみが旅立つ春のこと
ふたり並んで話したね
進学就職もしくは転居

今の季節が特別なのは
いないはずのきみの姿
また探してしまうから

※過去作より転載

りんどん
3週間前
9

ひかりのみち 《詩》

あめのひにだけ あらわれる ひかりのみちが あるらしい みえないはずの あしおとが あめ…

りんどん
1か月前
12

芽吹き待つ いつかここから 夢をみる

冷たき雨水 授ける宝

雨水 うすい
二十四節気の一つ 太陽暦2/19あたり頃

りんどん
2か月前
14

これは昨日のツーリングで立ち寄ったときに出会ったネコ

おひさまの特等席で丸くなる
ねこ前にして だれも動けず

りんどん
2か月前
16

眼が見えぬなら触れましょう 耳が無意味なら想いましょう 肌が燃えるなら嗅ぎましょう この手が鉛筆みたく削れても この心が氷のように溶けても この今が瞬きの後に消えても 昨日のあなたをウソにしない 今日のわたしが止めさせない 明日のだれかも渡しはしない

ぱらぱら シトシト あめがふる
ぴちぴち ペンペン はねている
ぷんぷん イライラ はらたてる
ぺたぺた チロチロ ぬらしてる

めそめそ シクシク ないている
ひりひり カラカラ かわいてる
ほとほと ヤレヤレ あきれてる
まだまだ ギリギリ あいしてる

りんどん
3か月前
6

あなたと私が空で輝く星ならば
どれだけ離れているのでしょう

どこかの宇宙で消えたとしても
末期の光だとは知る由もなくて
名もなき欠けた星座への涙さえ
あなたにはきっと見えはしない

互いを別つ天の川に身を投げて
行き着く終わりそれとも始まり

どうかそのまま忘れてくれたら

りんどん
3か月前
9

くるりくるり くるいくるい
 ひともじだいも あいさえも

くすりくすり くさりくさり
 わらいわらわれ くちてゆく

からりからり かさりかさり
 あつめあつまり ちりとなる

かさねかさね かすりかすり
 おもいおもわれ うそほんと

りんどん
4か月前
12

家路につく人の手に傘
見上げれば広がる夜空
足元は濡れているまだ
湿る空気を吸い込んだ

週の終わり待つ金曜日
収拾つかない残業day
不足しているsign out
消えた明かりを再点灯
一瞬だけなら暗い天井
そこに星は見えないよ
だれかの仕事は輝くよ
きみの未来を叶えるよ

りんどん
4か月前
9

月が隠れて雨が降る
川に流れて千早振る
海の底へと2万マイル
タイタニックに君がいる
海溝どこまで続いてる
暖流寒流いれかわる
極地の氷は溶けている
平賀源内エレキテル
未来の大人がキレている
今あるもので満ち足りる
極楽浄土に解脱する
宇宙の果ては遠くなる
いつか月とも別れてる

りんどん
5か月前
10

咲かせた花を 散らしましょ

枯れた蕾にゃ 茎すら消えて

かつての花も 見つからない

投げた灰には 忘れた思い出

記憶してない 刹那の連なり

かつての私が 歩いた道のり

見定め確かめ 流し身まかり

咲かせた花は 血肉となりて

だれかの花に なるでしょう

りんどん
5か月前
13

ふりかえりたくないから 《詩》

上を向いて歩きたいけれど 重力その他に引っぱられて 前を見るのがせいぜいだし 気づけば眼差しが下に落ち 見えるはずない痛みの棘を 踏まないように探している いっそ記憶を消せたならば 過去より放たれる無遠慮な 手や声を振り払わず済んで ただ前をそして上を向いて 歩き走った先で飛べるのに どこまでも空が続いていく 限られた空間の中での自由 上と下に区切られた狭間で 漂い燃え尽きる彗星みたい 不燃ゴミで終わらぬように いつか檻から飛び出す夢を さめ