山を探して奥多摩・山梨ツーリング 2/3
【文字数:約1,000文字】
前回 → 1/3 のあらすじ
神奈川、山梨、東京の奥多摩に広がる山地へと向かったりんどん。
花粉で人々を苦しめる杉たちをすり抜け、奥多摩湖へと辿り着き──。
東京側から入ると印象が違うのだろうけれど、神奈川および山梨から奥多摩湖に向かうと、アマゾンもしくはフジヤマから辿り着いたような感覚になる。(個人の感想です)
それはそうと先の写真を見て、木々が色づいていると感じたアナタは名探偵になれるだろう。
実際は ↓ のような風景だった。
なぜ時期の異なる2枚を並べたかといえば、今回は湖の水面が下がっており、湖を渡れるヘッダー画像の留浦浮橋が通れなくなっていたからだ。
別の場所から撮った写真がコチラ ↓
1枚目の写真を撮ったときは水量が十分で、もう1つある麦山浮橋では ↓ みたく、水上を歩くような体験ができた。
日本では4/28から公開の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の世界であれば、1/3くらい渡ったところで浮橋が沈み始め、対岸まで全力ダッシュが必要になるだろう。Mamma-Mia!
沈む浮橋をクリアした気分になってから、湖にほど近いキャンプ場に向かい、ファイヤーマリオになった。
残念ながら着火剤を使わないと火は起こせなかったけれど、ひさしぶりの薪による焚火は楽しく、ついでの焼き調理で夕飯を食べた。
ちなみに薪の火は調理に向かない。
煤で鍋などが黒くなるし、燃え上がる炎は見た目が美しくとも火事の元になりやすく、木から出る煙の臭いが苦痛な人もいると思う。
キャンプ場では薪や炭を買える場合も多いながら、あらかじめ炭をホームセンターなどで箱買いしておき、小分けにして持っていくのが個人的にはオススメだ。
それでなくても薪は火力の調整が難しく、火が着きにくいのに消えやすくて、表面だけを焦がしたまま捨てる人が多いような。
薪として伐採された時点で木の生命は終わっているのだから、なるべく完全に燃え尽きた白い灰にしてあげるのが、良いキャンパーなのではと思う。
すこし前に相模原のキャンプ場で、寝ている人のテントに倒れた木が直撃する事故があった。
健康な木かそうでないかの推測は難しいけれど、燃やす薪にばかり注目するのではなく、周囲の木々にも目を向けるべきなのかもしれない。