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競争がないと努力しないサービスモデル


入所施設は、店舗経営のようなビジネスモデルではないため、競争原理が働きにくいのではないか。

ぼんやりと考え始めた。

入所施設は、一定数の固定のお客さん(入居されている利用者の方)が居続けるため、新規顧客の獲得のための営業や情報の仕入れにそこまで、注力されなくても良くなっている。

一見ラクそうなモデルであるが、人の動き(お客様の流出入)が少ないため、サービスの質が留まりやすい。いわゆる波が立っていない溜池状態。
言い換えると、サービスの質の向上を高めざるを得ない仕組みとして、設計されていない。こりゃ、やべぇ仕組みじゃないか?

身近な例でいえば、動物園内の食堂が食べログで高評価とれないのと同義かも知れない(違ってたらごめんなさい)動物園内の食堂は、必ずそこでしか食べれない仕組みになっており、ご飯の美味しさを求める競争には参加しない。

入所系施設は、そのモデルに瓜二つなのではないか。入所されている利用者の方へ、懸命に振る舞いのクオリティを高めたとしても、評価や収益に直接的な影響は受けない。 

特に人(支援者)への評価は、サービス利用者にとって「言い出しづらさ」もあるだろう。だから、甘く見積ってしまうのではないか。


そんな危機感を感じている水曜日でした。


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