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スタートアップエンジニアの育休体験記

こんにちは。
マイベストというスタートアップでエンジニアをしているrinceといいます。

今年の8月に第一子が産まれ、8月中旬〜10月末の2ヶ月半、育休を取得しました 👶🏻

現在、弊社プロダクト開発部でアドベントカレンダーを開催しているので、今日はその育休の感想や体験談について書きたいと思います。


個人的には育休を取得してとても良かったと感じているので、今後育休を取得しようかどうか迷ってる方の参考になれば幸いです。

ちなみに、日本の男性の育休取得率は年々上昇しているものの、まだ13.97%で他の先進国と比べてもとても低いそうです。

予想以上に大変だった育休生活

実際に育休に入って感じたのは育児は想像以上に大変ということでした。

特に新生児期は深夜も3時間おきに起きて授乳が必要なため寝不足になったり、理由もなく泣き出して何をしても泣き止まなかったり、発熱すると心配になって気が気じゃなかったり、、、
育休に入る前はスキマ時間で普段なかなかできない新しい分野の勉強をしたりできるかなと思っていたのですが、そんな時間も余裕も全然ありませんでした。

また、育児は基本的に思った通りに行くことの方が少なく、おむつを替えた途端にまたうんちをしたり、飲んだおっぱいをすぐに吐いてしまったり、出かけようと思った矢先にお腹が空いて泣き出したり、完璧や効率を求めすぎずに「思った通りに行かないことが普通なんだ」というマインドの切り替えが必要でした。

大変なこともたくさんありましたが、やっぱりわが子はとてもかわいくて、日々顔つきが変わったり、できることが増えるたびに妻と一緒に喜んで、家族でかけがえのない時間を過ごすことができました。

育休を取って本当によかったと感じています!

実家から東京に戻ってくる時の一枚


育休を取ってよかったこと

ここからは実際に育休を取ってよかったと感じたことについて書いていきたいと思います。

①子供の成長を間近で見れる

一番はやっぱり子供の成長を間近で見ることができたことです。

この時期の赤ちゃんは特にあっという間に大きくなるので、その成長を間近で見られて一緒に過ごせたのはとても貴重な時間でした。
初めてしゃべったり、こちらを見て笑うようになったり、ものをつかんだり、首が座ったり、日々成長していくわが子を見て、毎日が驚きと感動の連続でした。

今この時期は今しかなくて、一瞬一瞬がとても尊いなと感じました。

②夫婦で育児をすることで大変さも感動も共有できる

先程も少し書きましたが、特に新生児期の育児はとても大変です。原因不明の障害アラートが1日に何回も発生する感じw
その上、産後の女性は交通事故に遭ったのと同じくらいの状態と言われていて、立つのも座るのも動くのもツラい。
そんな大変な時期を夫婦で協力し合って乗り越えることができたのはとてもよかったです。育休を取ってなければこの大変さを知らなかったかもしれないと思うとゾッとします。

二人で協力して育児をすることでお互い大変さを理解して分け合えるし、感動も2倍になるなと思いました。

余談ですが、出産後に男性が育児をするかしないかでその後10年以上に渡って女性からの愛情が大きく変わるらしいです。男性が育児をしなかった家庭は夫への愛情が子供の次どころか趣味や仕事よりも低い最底辺に…。

(出典)渥美由喜「女性の愛情曲線調査」


③育児と仕事の両立がしやすくなる

育休復帰後ももちろん育児は続くので、育休中に育児スキルを身に付けて育児・家事の型を作っておくとスムーズに育休から復帰でき、仕事との両立がしやすくなります。
2人とも育児・家事が難なくできるようになっていると、スクラムチームみんながフルスタックエンジニアで誰でもどのチケットでも取れる状態みたいな感じです。(わかりにくい例えw)

また、育休中は育児にフルコミットして育児の大変さを理解しているので、自分の育休復帰後も育休を継続してくれている妻の大変さの理解や感謝の気持ちが実感として持てるのも大きいと思います。

④各種申請、お宮参り、予防接種、保育園見学などに専念できる

最初の2〜3ヶ月で出生届や健康保険加入などの各種申請、お宮参り、予防接種、保育園見学、お食い初めの準備など重大プロジェクトがたくさんあります。どれも大変だったので、仕事のことを気にせずにこれらに専念できたのは大きかったです。

ちなみに、これらのプロジェクトを夫婦円満に乗り越えるための秘訣がこの一連のスレッドに書かれているので、ぜひ読んでみてください。


育休前に心配していたこと

結果的に大きな問題はなかったのですが、よかったことばかり書いたので、育休前に心配していたことについても書いておきたいと思います。

①仕事にブランクができる

育休を取るタイミングでちょうど社内で重大なプロジェクトが始まろうとしていて、そこに参加できないこと、そして、他のメンバーに負荷をかけてしまうことを懸念して育休を取るかどうか少し悩みました。

ですが、まだ社会人生活はあと30年も続くのでその中の1プロジェクトに参加できないことよりも、一生に一度しかないわが子との時間を過ごせないことの方が後悔するだろうと思い、育休を取ることを決めました。

育休の話をした時に上司であるCTOやチームのみんながあたたかく受け入れてくれたことも大きかったです。引き継ぎしていただいたり、快く送り出してくれたチームのみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

②一時的に収入が下がる

育休中は雇用保険から育児休業給付金が支払われるのですが、その額は育休前の賃金月額の67%になります。夫婦共に収入が3分の2になる期間が長くなると家計を圧迫するのではという心配が少しありました。

ですが、実際は育休中は社会保険料や所得税がかからないため、収入は手取りと比較して約8割くらいとなります。また、健康保険から出産育児一時金が出たり、会社から出産祝い金も出たりするので、そこまで大きな影響はありませんでした。
ただし、育児休業給付金の受給開始には2〜3ヶ月のラグがあるので注意が必要です。

おわりに

ここまで書いてきた通り、個人的には育休を取って本当によかったなと思っています。
育休のおかげで家族でかけがえのない時間をたくさん過ごすことができましたし、わが子の成長を間近で見ることができました。

Wevoxのバリューカードでこれまで「家族」は序盤で捨てていた自分が、真っ先に「家族」を残すようになるくらい出産は大きなイベントでしたw

11月から仕事が始まって今はまだ慌ただしい日々を送っていますが、これからも家族3人で毎日楽しみながら過ごしていきたいと思います。

この記事がこれから育休を取る方や今育休を取ろうかどうか迷ってる方に何かしら参考になれば幸いです。

参考

最後に、育休前や育休中に読んで参考になった書籍を紹介しておきます。
もしピンとくるものがあれば読んでみてください。


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