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エッセイ

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日常のひらめきをまとめています。
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記事一覧

家時間が長い日の「もう夕方…」を回避する3つのテクニック

気がついたら眠りに落ちていた。身体を起こすと、頭が鈍く痛い。 ふと、レースカーテンのすき…

城ヶ崎とわたしの奇妙な攻防

わたしのもとに届いたのは、そんな手紙だった。 その後もつらつらと、わたしが書いたものへの…

生まれつき「ノート好きになる環境」は整っていた。

夫はメモを取らない。予定は自分に自分宛てのメールを送るだけ。なにかを書く仕草さえ、ほとん…

マリカーしてただけなのに、部屋がどんどんきれいになる話

ソファのすぐ横で、猫たちがまどろんでいる。 私はコントローラーをカチカチと鳴らしながら、…

たった1行の"追伸"で、急に打ち解けた話

「もし2人の能力が同じだったら、どうする?」彼女は、わたしの憧れの人だった。 三十代前半…

わたしが”黒いノート”をつくる理由

そうか、そうだったのか──。 驚きと納得のあまり、先生の声が遠くなっていった。 あれはた…

大人の"感性"の育てかた─物書きにこそ「ジェスドロ」をおすすめする理由─

午前5時。子ども部屋のドアを、父がノックする。 「朝市行くよ」 「やだよ。ねむいもん」 わたしはふとんの中でもぞもぞと寝返りを打つ。 「いいから、早く着替えて」 外はまだ暗い。夜っていうほどではないけれど、陽の光の一筋も感じられない。渋々車に乗り込む。あくびが止まらない。 書くために、いちばん大事なことしばらく車を走らせていると、空の色が変わってきた。 天頂の青色はやや淡くなり、空の端っこは温かみを帯びていた。少しずつ朝が近づいている。 「書くために大事なのは、感

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百年レシピ

「ばっちゃが亡くなりました」 母のLINEを見て、家族で青森に飛んだ。 マスク姿の母に、6歳…

キミの寝顔を見て、泣きたくない。

手渡されたのは、ぱんぱんにふくらんだ封筒だった。渋々アイロンを置く。 「ねえ、なんでまま…

「きらい」を知ると「好き」がわかる。生きやすくなる。

小学生のころ、「プロフィール帳」というものが流行っていた。バインダーにたくさんのプロフィ…

ほめ言葉は、記憶をすり抜けて蓄積される。

誰かがくれたほめ言葉というのは、記憶をするんと抜けて、こころの一番根っこの部分に溜まって…

子どもの機嫌を少しだけ変えられる「予言」の魔法

何かをはじめる前には、大人だって心構えが必要だ。あらかじめやることがわかっていたら、少し…

「素敵フィルター」をかけすぎない。

ママでも妻でもない「私」だなんて、2年以上も忘れていた。 仕事でもなく、誰に会うでもなく…

続けられる自分になる魔法|Checkの”S”化

「みそカツと、ふつうのイタリアンどっちがいい?」 名古屋に住む友人に会ったとき、こう聞いてもらって感心した。「何を食べたい?」と聞かれるよりもずっと答えやすかったからだ。それ以来、私も見習って”選択肢のある質問”を心がけている。 選択肢が便利なのは、だれかとの会話だけではない。日々の暮らしのいろいろなシーンで、自分のために使うときも役に立つ。 SDCAサイクルとは?考えてから動く。動いてから考える。 時と場合にもよるけれど、人はざっくりとこの2タイプに分けられるらしい