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ネイティブじゃない私の英語ポッドキャスト選びのコツ~自力で探す編~

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

さて、前半と後半に分けてお送りしている「ネイティブじゃない私の英語ポッドキャスト選びのコツ」、今回は後半戦です。

前回の記事をまだご覧になっていない方は是非、テキスト版か音声版、どちらかお好みの方からお楽しみください。

英語学習のためにポッドキャストを聴いてみたい!という方も多いと思うのですが、最初の難関は、ネイティブじゃないのにどうやって自分好みの英語ポッドキャストを見つけるか?というところ。

今回も、月に50本は聴くほどのポッドキャスト好きになったアライ@翻訳が、ネイティブじゃないからこそ見えてきた英語ポッドキャストを選ぶコツをご紹介したいと思います。

1.はじめに

前回の記事をご覧の方は、ここはすっ飛ばして第二章からお読みください。

自分好みの英語ポッドキャストを見つけるのって、簡単そうに思えて、実は難しいんです。理由は3つ。

①世界中にある3千万を超えるエピソードの中から探さなきゃいけない事
②音声メディアだからこそ、喋ってる内容まで検索しきれない事
ネイティブじゃないから内容の理解度が落ちてしまう

最初二つの理由は事実なんでどうにもならないんですが、③ネイティブじゃないから内容の理解度が落ちる、という理由は、ポッドキャストを選ぶ時のちょっとしたコツで理解度を上げる事が出来るんです。

2.英語ポッドキャストを選ぶコツ2~自力で探す場合~


前半の記事では~口コミ編~と題し、好みのポッドキャストに出会える可能性が高くなるコツをお伝えしました。

とは言っても、周りに英語ポッドキャストを聴いている人がいない場合、自力で探すしかありません。そんな時に使えるのが、次の二つのポイントです。

英語ポッドキャストを選ぶコツ②~自力で探す場合~
①興味があるジャンル、トピック、好きな人が出てるもので絞り込む
ポッドキャスト番組のタイプから絞り込む


当たり前ですが、ほとんどの人がまず、興味があるジャンルやトピック、好きな有名人が出ているものを選ぶと思います。自分で検索もしやすいですし、基礎知識があるから、英語で聴いても何となく内容の予想がつく、というのが一つ目のポイントの理由です。

そして、次のポイントであるポッドキャスト番組のタイプから絞り込むというのは、どういう意味かといいますと・・・
実は以前の記事で紹介した7種類のポッドキャスト番組のタイプの中から、ネイティブじゃなくても分かりやすいタイプを選べばいいんです。

3.ネイティブじゃなくても分かりやすいポッドキャスト番組のタイプとは

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ポッドキャスト番組には、主に7種類の作り方、フォーマットがあります。その中でも、今まで私が何百ものエピソードを聴いて見えてきた、ネイティブじゃなくても分かりやすいポッドキャスト番組のタイプとは・・・

台本があるタイプ  ――― ⑤⑥ストーリーテリングタイプ
副教材があるタイプ ――― ⑦コンテンツ再利用タイプ


4.その他のタイプが分かりにくい理由


最初に、その他のタイプがなぜ分かりにくいのかを先に説明すると、①~④のインタビュータイプや一人喋りタイプは、ある程度話の骨子はあっても、会話がどのような方向に転じていくか分からないタイプが多いんです。

その最たる例が、③会話タイプ。コメディー系のポッドキャストで多いタイプなので、「オモシロ系で軽く聴けるかな~」と思って選ぶと、結構撃沈します。
内輪ノリについて行けないだけじゃなく、自然な会話が持ち味なだけに、単語の発音がはっきり聞こえない、口語的な表現が分かりづらい、仕舞には内容について行けず、パーソナリティーが爆笑してるのに、何がオモシロのか分からずに、ヘッドホンをつけながら孤独感を感じてしまいます。


5.台本があるタイプ、副教材があるタイプが分かりやすい理由①


反対に、台本があるタイプの場合、物語が編集されて起承転結があるところが大きなポイントです。例え、英語の理解度が6、7割だったとしても、話の向かって行く方向が予測できるところが、最後まで聴こうと思えてきます。

それから副教材があるタイプの場合はもちろん、音声だけで心もとなければ、Youtubeやブログなんかで見たり、読んだりして内容を補うことが出来る安心感があるのがポイントです。

ポッドキャスト番組にもそれぞれ、編集や話の構成にパターンがあるので、それが掴めてくると番組内で聴けるエピソードの幅も広がります。「一話聴いたらそれで終了~」というのではなく、次に聴くエピソードに繋がるのもポイントです。

6.台本があるタイプ、副教材があるタイプが分かりやすい理由②

そして、ネイティブじゃなくても分かりやすい、もう一つの理由。

このおすすめタイプの場合、制作の際に編集が入っていることが多いため、収録の質も高い事が多いんです。会話タイプなどと違って、単語が聞き取りづらいストレスが少ないのも、英語の聞き取りがしやすいボーナスポイントになると思います。

ちなみに、おすすめ以外のタイプの番組にも、台本がある番組や音声の書き起こしが手に入るもの、そして編集が入ったタイプなど、ノンネイティブにやさしいタイプはもちろんあります。

ただ、今までいろんなポッドキャスト番組を聴いてきてつかめた傾向として、個人的には「このおすすめタイプで選ぶ」というのは結構当たる率が高くて使えるコツだと思っています。

7.最後に

私も、今までに英語ポッドキャストをいろいろ聴いては分からずに撃沈してきました。そこから次第に、ネイティブじゃなくても、英語の理解度が100%じゃなくても楽しめるコツが掴めてきてからは、今では逆に友人に勧めるほどのポッドキャスト好きとなりました。

個人的には、初っ端から100%分かろうとしない、ぐらいの心構えが重要だと思っています。最初は、何となくでも話全体の流れが掴めることが重要で、分からなければもう一回聴けばいいんです。

好きな番組を聴きながら、英語のレベルアップにもつながって、それでいてスキマ時間を使いながら「ながら聴き」出来るなんて、最強の教材だと思っているポッドキャスト。

次回は、今回紹介したコツを使った実践編として、おすすめポッドキャストの一押しエピソードを紹介したいと思います。

それでは、次回のnoteで。


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