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妄想と夢の境界線

前回に引き続き体調の悪い🍎です。

こんな時は考えたくないことがついポンポンと。

嫌なことは自分の為にも記録しない方がいいかなと思う。頭の中でふわっとしてる事はそのままなら忘れられるしその事についても考えなくて済む。

ずーっとそう思ってきた。けれども、どうにも頭から抜け出さないことがあって、そして落ち込んでいる時それが夢に出てきてどこからが妄想でどこから夢を見てるんだろうと思う事柄がある。

今回はそこに命を脅かすものがあると思ったので綴りたい。

頭も体も使わないからだと思うが時々眠れなくなることがある。朝5時くらいに目覚めることもあれば3時くらいまで寝れないこともあり、常に睡眠環境は安定しない。
暑さや心の病など原因はいくつかあることを理解してるつもりだ。

問題はその時の精神状況。

頭の中で投影されるのは一本の細めのロープ黒くて黄緑のドットがついてる、家庭とかでもよくあるタイプの。
 それを綺麗にネイルされた女性の手の平が撫でる。そろりと撫でていくとそのロープに輪っかが出来ていく。ロープはいつのまにか自室のレールライトに引っ掛けられる。そして輪っかに首をかける。次には椅子を蹴るところをフォーカスして脚が宙に浮かないうちに自我を取り戻す。一連の腕は、そこでは自分の腕と認識されてる

また別の時に見たもの。
現実のままが投影された自室。そこには掃き出し窓が一つとそれより小さい窓が一つある。
その両方にはスキマをびっちり埋めるようにガムテープが貼られていた。自分はドアの方を向く。そうすると例のネイルがされた指でガムテープを貼り指で押し当ててスキマが出来ないように押し付ける。

どう考えてもソウイウコトをしようとしてる、あといくつかは朧げでせいぜい一度しか見てないので覚えてない。
しかし、この二つに関しては何度も頭に投影される。夢なのか妄想なのかすらもよく分からない、多分両方だと思う。

そしてソレが現れるのは大体眠れない時。あのネイルのされた指が綺麗なのも気色が悪いし、丁寧な動きなのも耐え難い気持ちの悪さがあった。昨夜も微熱があって気持ちが沈んでいたのでソレを見てしまった。

時は遡り社会人2年目。
鬱症状が1番酷かった時。
新宿駅のホーム、
歩いていると真横を通る電車に吸い込まれそうになる感覚を毎日味わっていた。

その感覚が恐ろしく、なるべくホームの真ん中を歩くようにしていた。黄色い線の外側への緊張感と電車の発するクラクションの恐怖は異様で今でも抜けない。

さらに遡って経験したことが原因だと思う。

ある時、同ホームでソレ未遂の女性を見た。
間一髪女性はサラリーマンに引っ張られ、彼女はそのまま立ち去った。私はひっそりとその後の惨状を想像して恐怖した。

そのすぐ後の出来事。自分の乗る電車が人身事故を引き起こした。踏切で電車に巻き込まれた遺体が自分の車両の下敷きになりその一連の作業を見ていた。サイレン音や騒然とした車内に反して事務的に事故現場を記録する消防員だか警察関係者だかわからない人間の対応は実に奇妙だったこと、現れたブルーシートに包まれたそれの無念が頭から離れなかった。

まあそんなこともあり、電車に乗る行為がよろしくないと思っていた。
けれども、数ヶ月経った今、生活スタイルを変えてもその感覚は形を変えて自分を支配しにきた。

過去二つのトラウマはそれまで抑圧された自身のストレスの引き金となって、現実的な死を意識させるようになったのだと思う。

昨晩はまた首を吊る夢見た後、パニック状態に陥り恐怖のままに遺書を書いた。
何の準備もないことに気づきパニックに陥ってると理解し以前もらった抗不安薬を口にした。
入眠作用があるにも関わらずその後も興奮状態のまま眠れなかった。

私は思う。この度重なる恐怖を前に人間は妄想と現実の境界線を見失い死に至る。

昨晩は見失いかけ、遺書を書いてしまったのかと。

でもどうしたらいい。
職場や通勤方法など上乗せのストレスでしかなかった。
おおよそ抑圧された家庭環境に問題があると結論付けた。幾度か脱出を試みたモノの親のエゴで自分を喪失して来た。今生に価値はなく、廃と化した人生を憎むばかりで前に進む気力も殆尽きた。
親を恨みたいと願うこの気持ちも死を選ぶ気持ちすらも教育過程において神に逆らい社会を冒涜とすることだと。社会理念だけが被さるように芽を出す自らの欲望にのしかかって来た。追う夢など当に朽ちた。
家庭に、自らにガチガチに固められたこの家で私は死神に囁かれながら怯えているようだ。

助けてほしいと母親に何度も拒むも社会通念を押し続けられる。きっと彼女に自分の姿は写っていないのだと思う。
他人と同じように出来なかった自分は自然界で乳を与えられず群から取り残され、獣に貪り食われる立場にある。
どうしてここまで生きてしまったのか。こんな事ならば幼くして大病を患い、事故に遭い、未来があるのにと言われながら死にたかった。

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