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2年振りのレース

2年振りにロードでのレースに参戦してきました。冬の間、ロードでも距離をしっかりと走りこみ、スピードアップのトレーニングもしたいと思い、エントリーした大阪ハーフマラソン。自己ベストは更新できなかったものの、次に活かせる成果を感じられるレースとなりました。レースまでの準備とレース内容を振り返ります。

レースのための準備としてしたことは、2つ。
まずは試走。過去3回走ったことのあるコースですが、20Km走を兼ねて2回試走を行いました。

そして、マインドフルネス瞑想。
試走やスピード練習をしていても、思うように体が動かない状態が続き、レース1週間前に、スポーツ内科の診察を受診しました。そうしたら、血液中のフェリチンが低値という、スポーツ貧血の前段階であることが判明。そこで、目標を自己ベスト更新から、制限時間(2時間以内)に完走することに切り替え、1週間は、レースをイメージしながらの呼吸瞑想を毎日実践しました。

実際のレースで感じた成果は、「できることだけに集中できた」ことです。言い換えると、コントロールできないことには振り回されず、ただ淡々と走ることができました。

大人数で走るレースは周りの足音、息づかい、ペースが気になるものの、自分でコントロールすることはできません。気になり始めたら、自分の呼吸と体の動きに意識を向け、集中力を維持しました。そして、疲れてきたら、「あと残り何Kmなのか」「歩きたい」と考え始めます。そのときも、試走のときの感覚を思い出し、走り続けました。

コントロールできないことを気にしたり、残りの距離を考えたり、「疲れた」「歩きたい」と思ったりすることは、レース中には無駄な思考といえます。無駄な思考で脳を疲労させることは、集中力の低下にもつながります。そのために、事前の準備としての試走、レースをイメージしたマインドフルネス瞑想は、私にとって有効でした。

参戦するレースのコースで試走をすることは難しいことが多いですが、コースの地図、標高をみてイメージすることはできます。呼吸瞑想をするときに、呼吸から体の感覚、五感で感じるものへと意識を広げ、そこから走っているときの感覚をイメージ。走っているときの呼吸、体の動き、肌に触れる風やウェアの感覚、着地の感覚、目に入る光、聞こえてくる音、と意識を広げていきます。そして、コース上できつくなってきた地点で、「歩きたい」「もう、止めたい」と考えたときをイメージ。そのときに、集中力を保つため、呼吸へと意識を戻し、走り終えたときの感覚へと意識を広げていきます。レースという特別な場で緊張や不安を感じることは当然です。なので、「できることだけに集中する」ことが大切といえます。それまでの準備として、フィジカル面のトレーニングは当然ですが、トレーニングしてきたことを最大限に発揮するために、メンタルトレーニングとしてのマインドフルネス瞑想。次のレース(フルマラソン)へ向けて、実践を続けていこうと思います。


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