見出し画像

「100点満点の頑張りができた」といえるレース

東京オリンピックでの男子マラソン、大迫傑選手のレース後のインタビューが心に残っています。

大迫選手については、トレーニングやインタビュー、代表決定するまでのレース、Instagramなど、ずっとチェックしていました。オリンピックの直前には、オリンピックを最後のレースにすると発表され、前日のInstagramの投稿では「JUST DO IT」と一言のみ。どんなレースを見せてくれるのか、ワクワクしながら当日はテレビで観戦。

レース中の大迫選手からは、「走る」というシンプルな動きの中に、覚悟や力強さ、冷静さと熱さ、様々なメッセージが感じられました。結果は6位でゴール。そして、レース後のインタビューで「100点満点の頑張りができた」と。それを聞いて、「格好いい!本当によかった!!」とテレビの前で拍手を贈りました。

そして、舞台が違っても「100点満点」と自分で言えるレースがしたいと強く思いました。そのために、マインドフルネスをどう活かすか。考えてみます。

【トレーニング】何のためにするのか、トレーニングの目的を明確にし、やるべきことを実行。ただ、なんとなく走るのではなく、1つ1つの動きに集中。状況が変わっても、その状況下でできることをする。自分でコントロールできないことに振り回されない。

【コンディショニング】100%のトレーニングをやり切るために必要なことは何か。食事、水分、フィジカルとメンタルの休息、ケアなど、今この瞬間の自分自身の状態に気づく。

【レース】JUST DO IT!レースに集中し、ただ走るのみ!

マインドフルネスとは、過去でも、未来でもなく、今この瞬間に意識を向けて、気づいている状態です。マインドフルネス瞑想の実践を続けることで、さまよいがちな心を今この瞬間に向けることができる。瞑想はマインドフルな状態でいられるようにするトレーニングです。

マインドフルネス瞑想のトレーニングを続けることで、【トレーニング】【コンディショニング】【レース】に必要な集中力、そして、メンタルとフィジカルの状態に気づく観察力が育まれます。また、気づいたことに、良い、悪いの評価はせず、まずは受け止めてあげる。そうすることで、今、自分に必要なのはトレーニングなのか、休息なのか、何かが分かり、ベストな行動の選択につながります。

こうして、マインドフルに、1つ1つできることを積み重ねていくこと。そして、それをやり切る意思の力。そうすると「100点満点の頑張りができた」と自分で言えるレースに近づくのでは、と思います。

言うは易く、行うは難し。100点に近づけるため、ただ、やるしかない!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?