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秋なのかな、初冬なのかな

おとといは金木犀の甘い香りで、秋なんだなぁ、と思った。

昨日は今年初めて家で暖房を使って、

私だけかななんて思っていたら、今日入ったおなじみのカフェにも今年初めての暖房がついていて、

ソファのファブリックのピンクやオレンジの暖色系のチェックには柔らかく間接照明が当たっていて、ロマンチックな季節になったんだな、と思った。

今年の冬は、なんでかわからないけど、寒くなっていくのをスローモーションで見ているかのように新鮮で、まるで人生初めての冬支度をしているかのように思える。

あるいは、夏しか知らない人が人生初めての冬のある国に引っ越してきた、とか。

季節も忘れるような死ぬほどの情熱のなかにいるわけでもなく

忙殺されるくらいの会社の仕事の中にもいないからかな。

目の前の感覚に意識が向かうから

寒くなってきたな なんて思う余裕が あるからなのかな。

暇ってことかw


冬のはじまりは大好き

ニューヨークのお尻の固いスタバの片隅や

セントラルヒーティングで部屋で調整のできない効きすぎのエアコンとか

思い出す。

変わっていくもの

ずっと留めてはおけないようなもの

見えないけれど私の体に刻み込まれたもの

時に全部取り出して

愛でることができたらいいのに


残したいものはこんなにもたくさんあるのに、

それぞれに神聖な領域と脈打つものがあって、キュレーションが追いつかない

いや、キュレーション自体は十分できているんだけど

見せられる形にする工数のところで 引っかかってるものが莫大にありすぎ問題

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