英会話において,「会話のレスポンス力,すなわち相手の言ったことに対して反応する力をつけたい。」というのはよくあるお悩みだ。
今回はこのレスポンス力を向上させるために私が考える方法を紹介したい。まず,レスポンス力とは何かということについて考えてみたい。レスポンス力には大きく分けて2種類の力があると私は考えている。
①あいづち力、リアクション力
まず一つ目があいづち力、リアクション力だ。会話をしていて相手が言ったことに無反応だと,悪気はなくても失礼だし,相手も話していてテンションが上がらないだろう。
そこで,言われたことに対する相槌のパターンを覚えてすぐに返せるようにすると,聞いてるよ感,あなたの言っていることが分かっているよ感が出る。
たとえばとても簡単な例だが,
などは覚えやすく,とても使いやすい。さらに,greatやexcitingという形容詞の部分を変えるだけでもかなりバリエーションが出る。Thatは相手の言った内容を指している。
他にも,ChatGPTに20個アイディアをもらってみた。
こういうリアクションを相手の発言に対して,すぐパッと使えると会話が盛り上がるだろう。
②自分の意見を表現する力
①のリアクションだけでも,それなりに話せている感じにはなるが,相手の発言に反応するだけでは受身感は否めない。自分の意見を瞬時に言えるようになる力も大切だ。
これに関しては,ある質問に対して瞬時に自分の答えを言う練習をするといいだろう。答えは短くてもいいので速さ重視で。しかしyes/noや答えそのものだけではなく、必ず+αをつけるようにする。
例えば,
と聞かれたら
みたいな簡単な答えでいいので,自分の知っている単語ですぐに答える訓練をする。
こちらも,下記にChatGPTにもらった質問集を貼っておく。こういった質問に聞かれた瞬間に答える訓練をすることで,かなり反応速度が上がるだろう。
練習法は,最初は1人でやってみるのも良いが,誰かに質問してもらってそれに答えるのがおすすめだ。1人でやるよりも,そのほうが実際に会話をする本番に近いので,より練習になる。
オンライン英会話を活用する場合には、こういった質問集を先生に渡して、(チャットボックスで送るなど)
このように言えば、趣旨を理解して練習してくれるだろう。
今回は長期的な英語力の底上げではなく,即効的に効くスピーキングテクニックを紹介した。相手の話している内容は聞き取れるが,どう反応したら良いのか困っていた,というような方のお役に立てていれば幸いだ。