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「パーパス・リクエスト」で本を紙1枚でまとめてみた#書くチャレ4
こんばんは、RINA*です。
前回の概要でもお話しした「パーパス・リクエスト」を用いて実際に本を読み、まとめてみました。その過程や気付きを綴っていきます。
↓前回の記事はこちら
パーパス・リクエストのおさらい
『パーパス=目的』・『リクエスト=要求』
自身の目的達成につながりそうな記述を拾い、能動的に読書をすること。
この方法を用いて紙1枚で1冊の本をまとめました。今回読んでみたのはこちらの本です。
「心のブレーキ」の外し方。この本は師匠からお薦めしていただいた本です。読んだことのある本ではありますが、潜在意識や心のブレーキを外してより理想の自分になっていきたいという思いがありました。せっかくの機会なので紙1枚にまとめて自分に落とし込んでいきます!
(全然関係ないけど、作者さんのお名前が高校1年生の時にお世話になった担任の先生と同姓同名で親近感湧きます…!笑)
目的の明確化
パーパス・リクエストで大切なのは核心となる「目的」を明確化すること。以下の3つのステップで行います。
・ステップ1:「目的」を明確にする
・ステップ2:本を読み、「目的」達成に関係しそうな記述を拾う
・ステップ3:自分なりの考えをまとめ、「目的」達成に活用する
ステップ1:「目的」を明確にする
まずは緑のペンで日付と書名を書きます。
次に目的達成につながるような「問い」を考え、「Q?」の欄に青ペンで記入します。
私は先ほども述べたように、自分の心のブレーキを外すことが課題と感じているので、問いを『どうしたら自分の心の中にあるブレーキを外して潜在意識を変えられる?』と設定しました。
この質問の書き方は何通りも考えられますが、大切なのは自分自身が一番しっくりくる「Q?」を書くことです。
ステップ2:本を読み、目的達成に関係しそうな記述を拾う
問いが明確になったら、その答えがありそうな記述を探します。
①プレビュー
まず表紙や裏表紙、作者のプロフィール、前書き、あとがきなど本文以外の場所に目を通します。ざっくりと著者がどんなテーマで、どんなことを書いているか探ります。ここは本と馴染むことが目的なので何となくでも大丈夫。
②目次
「問い」の答えになりそうな部分がどこに書いているかを目次から探ります。ただし目次だけで見当をつけるのは難しい。
③高速で「本文」を眺める
目次だけで見当がつかない時は本文を1ページ1秒くらいの速さでパラパラめくり、最初から最後までザーッと確認します。見出し、太字、図版、各章の扉ページ、最後の章のまとめなどを中心に眺めます。
①〜③を5分程度でやります。パーパス・リクエストではこちらで設定した目標が達成できればそれで読書は完了なので最初から最後までじっくり読む必要はありません。
見当が付いたら、書く作業です。「自分が主役!」の姿勢でキーワードを拾い、「紙1枚」の左半分の15個のメモ欄に青ペンで書きます。この時も自分なりの表現に言い換えたり、要約することが大切です。そうすると「めんどくさい」思考を働かせ、思考を「深める」ことができます。
ここでの所要時間も10分程度。スロー思考を働かせ集中するには10分が限界だからです。また10分経ってもメモ欄を埋められない時はこの本は目的のための記述がないと判断することもできます。
ステップ3:自分なりの考えをまとめ、目的達成に活用する
15個のキーワードが埋まったら、そのフレーズを駆使し自分がしっくりくる1行を赤ペンで記入します。
この過程でまさに「深める」思考を働かせることができます!キーワードをグルーピングしたり、関係性を矢印で繋いだり、まとめの言葉候補を空いたスペースに書き足したりと分かりやすく、心に響く言葉を自分自身で紡ぐことが大切です。
答えを記入したら、3つの疑問を解消します。緑のペンで「What?」「Why?」「How?」を解消する問いを考え記入します。
青ペンで各問いを記入すればパーパス・リクエストは完成!このステップも3分から5分程度。全てのステップを通しても15分〜20分と効率的に読書をし、内容を深めることもできます。
実際にやってみた感想
キーワードを組み合わせて要約することで、自分の思考を深める感覚があった!
本をただ読むだけでは分かったつもりに陥りがちですが、キーワードを書き出し視覚化することで本の大事な部分を明確にすることができました。そこから赤ペンでさらに自分が心に響いた部分を繋げたり、言い換えたりすることで思考を深める感覚を得られました。この自分の言葉にする作業を通して、今の私が大切にしていることや気になっていること、価値観も見えました。”深める思考=自分と向き合うことにも繋がる”と体感しました。
「問い」を立てることで動作レベルにまで落とし込み、実践できる!
今まで本を読んで満足して、内容が身に付かなかったり実践に移せなかったりしたのは「目的」を明確にしていなかったからだと気付きました。さらに「What?」「Why?」「How?」の3つの問いに答えることで実践まで落とし込めて、思考がスッキリしました!また忘れたとしても紙を見ればすぐに思い出せる、このシンプルさも魅力だと感じました。
ちなみに私が導き出した「心のブレーキの外し方」の答えは
A.根拠のない自信やハッタリでも良いから理想の自分を堂々と演じ、今この瞬間できることを小さく小さく重ねていく!
きっと急に質問されたらしっかりと答えられなかったと思います。また答えをまとめる中で該当箇所を読むことで内容を能動的に深めることもできました。
ぜひ読書で得た学びを深め、実践に移したい方は「紙1枚」にまとめてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2022.4.3 RINA*
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