見出し画像

周産期のメンタルヘルスについて

今回は周産期のメンタルヘルスについての
記事です✏️

「マタニティーブルー」という
言葉を聞いたことはありませんか?

マタニティーブルーは妊娠中に
気分が落ちる、病む、という印象では
ないでしょうか。

そんなマタニティーブルーを含む
周産期のメンタルヘルスについて
今回ご紹介したいと思います。

今までのサクッと読める心理学シリーズは
こちらからどうぞ!

1.周産期とは?

まず周産期とは出産前後のことで
妊娠22週~出生後7日未満を指します。

その周産期は4つの時期に分かれ
それぞれ体の変化や
心の変化があります。

一つずつ見ていきましょう!

混乱期(受精~妊娠12週までの時期)
・月経の停止や女性ホルモンの
 増加などの急激な身体変化
・心理的にも新しいアイデンティティの
 獲得を迫られる

適応期(妊娠12週~20週までの時期)
・悪阻の症状が軽減
・胎児の発達による子宮や乳腺の発育
・妊娠していることや母親になることの
 認識が深まる

焦点期(妊娠20週~32週までの時期)
・胎動が強くなる
・腹部の膨張や体重の増加
・胎児が現実のものと強く意識
・妊娠の受容を促進

予期・準備期(妊娠32週~分娩までの時期)
・子宮や乳房の膨隆、体重の増加
 便秘、腹痛、不眠
・出産時の苦痛や異常児の出産といった
 不安が高まる

このように妊娠から出産まで
様々な変化があります。

2.悪化させる要因

次に周産期のメンタルヘルスを
悪化させる要因についてです。

・婚姻状況
・社会的サポートが無い状況
・物質依存
・低収入
・母親のうつ病
・未熟産
・母子分離
・合併症

など様々な要因があります。

3.マタニティーブルーズとは

マタニティブルーズは出産直後~1週間ごろ
を指します。

私は妊娠中のことかと思っていたら
出産後のことのようです。

マタニティブルーズの症状は以下のものです。
・軽度の抑うつ
・涙もろい
・緊張
・困惑
・疲労感

原因はホルモンの内分泌的要因
妊娠期の強い不安や抑うつがあるようです。

しかし、マタニティブルーズは
一過性である程度したら落ち着きます。

次にマタニティブルーズと少し似ている
産後うつについてです。

4.産後うつとは

産後うつは、産後1か月がピークで
2,3か月で軽減もあれば1年の場合もあります。

症状は以下のものです。
・抑うつ
・興奮や喜びの喪失
・不安
・焦燥感
・睡眠障害
・疲労感

産後うつはマタニティーブルーズとは違い
産後1年は継続な観察が必要です。

このように妊娠・出産は
体と心の変化がかなりあります。

これからはもっと社会的サポートが
受けやすい世の中になれば、と思います。

----------------------------------------------
福岡県在住24歳👒
16歳でうつ発症、4回の精神科入院
服用歴8年目
精神障害者手帳3級
2022年から大学で心理学専攻📚
「生きにくさを感じてる人達が少しでも生きやすくなりますように」
----------------------------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?