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今は書くより、読みたい! 〜最近の読書ログ まとめ〜

こんばんは。
先週はnoteを書きそびれました。
なぜなら、本が読みた過ぎて・・・!笑
少しだけ仕事が落ち着いたのもあって、読み終わったら次の本を買って、それが終わったらまた次の本…そんな風に日々を過ごしていました。

ちなみに、テディベアが好きなので、アイキャッチ画像はテディベアにしてみました♫

さて、今は「書くより、読みたい!」ということで、1冊ずつ細かくご紹介することはせず、今回は最近読んだ本をさくっとまとめる形式にしようと思います。


1冊目:内田 樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』

SENSE OF WONDER の岡田 亜理寿さんのInstagramをよく拝見しています。
岡田さんのストーリーで「『1ランク下の自分』を目指しませんか?」というひとことともにご紹介されていて、気になって読んでみました。
*岡田さんのストーリーでご紹介される本、とても素敵なので、気になる方はぜひフォローしてみてくださいね!

「向上心を持つ」ことは素晴らしいことだと思います。
でも、不足感に目を向けて、身も心も壊れるまで頑張るのは違う・・・。

随所で「あぁ…たしかに、こんな節あるなぁ」と感じさせられる、そんな本です。
一番印象的なのは、以下。

仕事の目的は結果として価値あるものを作り出すことではないのです。
(中略)
人間が仕事に求めているのは、突き詰めて言えば「コミュニケーション」です。
やったことに対して、ポジティブなリアクションがあると、どんな労働も愉しくなります。

内田 樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために』より引用

あぁ、たしかにそうだなぁと、腑に落ちるものがありました。
「結果」そのものが欲しいというよりは、「リアクション」があることが嬉しいし、楽しい。
それを突き詰めていけば、自然と結果がついてくるものなんですよね。

頑張り過ぎているなぁと思ったら、また再び手に取りたくなる本でした。


2冊目:畑野 智美『大人になったら、』

Kindleの「あなたへのオススメ」で出てきて、つい買ってしまった本。

葛城命(メイ)、35歳。
カフェの副店長として働いていて、仕事はそれなりに充実。
でも、かといって今はこれといって大きな目標はないし、恋愛にもイマイチ踏み込めない・・・そんなメイに突如訪れた恋の行方は?

物語が終わった後の解説の通り、最後の一文がお見事!!
結婚にしろ、キャリアアップにしろ…同世代や同期とつい比べてしまって、「普通」とか「一般的に」の枠から外れてしまうと、それだけで劣等感を感じたり、落ち込んだりしてしまう部分もある。
でも、「あなたのペースで良いんだよ!」って、最後の一文に思わせてもらった気がしています。

「不器用な二人の恋の行方はどうなるのか?」が気になって、ページをめくる手がとまりませんでした!


3冊目:窪 美澄『いるいないみらい』

こちらもたしか、Kindleの「あなたへのオススメ」で出てきた本の著者さんのページから見つけた本。

「子どもを持つ」をテーマに、さまざまな状況・視点から描かれた短編集。
夫婦の片方は子を積極的に望んでいるが、片方が消極的で意見がぶつかったり・・・正しい答えはないし、「わからない」ことも多い。
そんななかで、それぞれが人との出会いや起こった出来事を通し、自分やパートナーと向き合い、それぞれの決断を下していく…そんなお話たちが詰まった短編集です。

「ぶつかりたくない」と逃げることは簡単だけど、本音を伝えないときっと後悔する。
お互いに納得の行く答えが出るかは分からないけど、それでも大切な人だからこそ、自分の気持ちをしっかりと伝えてみることが大切だなぁと感じました。

私はまだ独身ですが、「自分だったらどうするかなぁ」と、自然と考えながら読んでいた本でした。


4冊目:窪 美澄『トリニティ』

3冊目の『いるいないみらい』で窪美澄さんの本を読んだので、「その他のおすすめ」で出てきて、つい手に取った本。

仕事、結婚、男、子ども……私はすべて手に入れたい。欲張りだと謗られても――。

Amazonの書籍紹介より

何を隠そう、20代の私が強く目指していた女性像。
そんなこともあって、この部分に強く惹かれて手に取った本ですが、これまた続きが気になって、ページをめくる手が止まらず。
*以下、少々ネタバレあり。

仕事と家庭を両立する母を持つ、奈帆。
念願の出版業界で働き始めるも、激務で軽い鬱を患うように。
そんな奈帆の家には、もともと週に2〜3回、働く母の負担を減らそうと、祖母の鈴子が家事の手伝いに来ていた。

そんな奈帆が、鈴子の誘いを受けて同席した、著名なイラストレーター妙子の葬儀で、元ライター・エッセイストの登紀子と出会う。

その出会いがきっかけで、

寿退社を夢見て退職し、ずっと専業主婦として過ごした、鈴子。
祖母・母と同様に、物書きで夫(家族)を養う「新しい女」、登紀子。
大学卒業後にイラストレーターとして大抜擢され、子育てと両立しながらキャリアを築き上げてきた、妙子。

そんな3人の女性、それぞれの生きた軌跡を、奈帆は追いかけることになる。

表向き、幸せそうだったり、華々しく、あるいは輝かしく見えたとしても、見えない内側では、それぞれが劣等感、上手くいかない葛藤・・・いろいろな気持ちと戦いながら日々を生きています。
先ほどご紹介した『いるいないみらい』と同様、ここにも”正解”はなく、自分の選んだ道を信じて、歩んでいくしかないんじゃないかなぁと思います。

個人的には、じつは・・・3人の女性を追いかける、奈帆の姿に一番共感していました。
私自身、奈帆ぐらいの年頃の頃は、とにかく「ロールモデル」が欲しいと、よく思っていました。

今考えれば、今回の感想と同じように伝えるかなぁ・・・。

いろいろな生き方を知ることはすごく大事。
だから、たくさんの人に出会って、たくさん話を聞いてほしい。
でも、”正解”はないんだから、最後は自分で決めた道を、そして自分を信じて、日々を大事に歩いてほしい。

そんな風に思っています。
(あっ・・・これは本の感想から逸れちゃったかも!苦笑)


5冊目:キム ウンジュ『+1cm(プラスイッセンチ)たった1cmの差があなたの世界をがらりと変える』

こちらは、以前にもご紹介させていただいた、菜穂さんの読書記録がきっかけで、手に取った本です。

▼菜穂さんの読書記録はこちらへ

余談ですが、素敵な本がたくさんご紹介されておられることはもちろん、読んだ本の感想をびっしりとノートに書き込まれているところに感動。
たくさんのことを本を通して得ておられるんだなぁということが、しっかり伝わってくるnoteです。

さて、この「+1cm」については、描かれている絵がとにかく可愛いですし、1ページあたりにぎっしり文字が詰まっているタイプの本ではないので、さらっと読めちゃう本です。

ですが、短い文章のなかに「なるほどなぁ・・・」と思わせられる言葉たちがたくさん詰まっていて、癒されつつ、学びになるような感じでした。

まだ読めていませんが、他にも何冊か『+1cm』シリーズが出るぐらい、大人気のようですよ〜!


ということで、いつもより短めに、駆け足で5冊ご紹介してみました!
気になる本はありましたか・・・?
少しでも参考になっていると嬉しいです。

本日もお読みいただきまして、ありがとうございました!!

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