Vol.5.23 フライパンってなにゴミだったっけ?
私の中で料理をする上で欠かせないのがフライパンだ。
こう書くとさぞかしこだわりのメーカー品を使っていると思われそうだが、断じてそういう訳ではない。
私が愛用しているのは、どこにでも売られているテフロン加工されたアルミ製のフライパンだ。
一時期は鉄製のフライパンに憧れたこともあった。
「フライパンを育てる」ということに魅力を感じるも、使い初めの油ならしや日々のお手入れのことを考えると私にはハードルが高くて諦めた。
直径24センチの深めのアルミ製フライパンは比較的使い勝手も良く、私の自炊生活の右腕としてふるってくれた。
唯一こだわっているとするなら、深めのフライパンを選んでいるところだろうか。
フライパンが深めだと炒め物だけでなく、カレーやシチューといった煮込み料理を作ることができて鍋を増やす必要はないので収納の節約にもなる。
私に取っては使い勝手がいいのだ。
ちなみに私が所持している鍋類は深めのフライパンと卵焼き器、雪平鍋、そして土鍋だ。
主にフライパンと卵焼き器をスタメンとして、雪平鍋は主に茹でる用で土鍋はご飯炊きといった布陣で私の日々の料理生活を支えてくれている。
ところがスタメンであるフライパンが使い初めて3年ほどで焦げ付きが目立つようになった。
焦げ落としのスポンジで落としても、焦げ付く範囲は日々広がっていった。
特に炒め物を作る際は悲惨だ。
焦げ付かないように弱火にしても結局焦げ付くし、卵なんて一瞬目を離した好きにフライパンの底にこびりついてしまう。
なんてもったいない。
前に使っていたフライパンは7年ぐらい使えていたのに、今回はその半分の年数で焦げついた。
私の使い方が悪かったのだろうかと反省しつつ、フライパンにこびりつくことに気を遣いながら料理するのはストレスを感じるので結局買い換えることにした。
メーカーは違えど、性能は同じテフロン加工されたアルミ製のフライパンにした。
お役御免となった旧フライパンへ感謝したところで処分を検討することにした。
そこで、ある疑問が生じた。
そういや、フライパンってなにゴミだったっけ?🤔
燃えないゴミ?はたまた資源ゴミ??
調べてみると、フライパンは材質やその地域によって分別が異なっているそうだ。
私の地域はアルミ製のフライパンは取っ手の部分を含まず直径30センチを超えると粗大ゴミ扱いでそれより小さいと資源ゴミ扱いだった。
これまで私の料理生活を支えてくれた旧フライパンへ感謝を込め、次なる生まれ変わりを願ってお別れをした。(え、なにこの空気…)
そして、旧フライパンとバトンタッチした直径26センチの深めの新フライパンを使ってみると、今までに受けたフライパンのストレスがみるみる内に消えていった。
嗚呼、焦げ付かないって最高だ!!!
これで心置きなく料理ができる!
買い換えるっていいな✨✨
快適な料理時間が戻ってきた喜びを噛み締めて、私は再びフライパンをふるった。