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【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』6

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丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』目次マインドマップ

読書メモ

第1章 マルクス先生、今働くって、何ですか? ― 労働編

  • ブリコラージュ(レヴィ=ストロース)

    • "未開"社会では、身近な具体的対象が、状況に応じて様々な意味を持つ記号として用いられることがある
      →その表現の過程で、あり合わせのものでやりくりする状況をブリコラージュと呼ぶ

    • ブリコラージュの概念は、人間と文明の関係を考えるときにも当てはまる
      →"文明"社会の中でも、近代的な意識で作られたルールばかりが機能しているわけではなく、むしろ、"手作業"的に生まれた慣習、社会慣習が多い
      →社会の無意識の中に眠っているようなものの捉え方は、ブリコラージュによって発見される
      →そこにあるのは、"進歩"ではなく"構造"

    • 目的なき挑戦、ある種の対象との戯れの連続、その繰り返しの中で、文化というものはできている

    • "進歩"を疑い、"知性"で考えることも疑わなければならない
      →自分の考え、感覚を大事にすること

  • 労働がなぜ苦役になったのか?(マルクス)

    • 文明科学や頭でっかちなできあがったイメージが、自分たちを縛っている

    • 社会という存在を個から離れて独立させて、独り歩きさせるような思考になってしまっている

    • 働くこととは、自然の中に戯れる感覚に他ならない


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