【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』03
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第1章 「Think Bigger」とは?
ピカソは「ネタ元」を認めなかった
ピカソも過去の要素を組み合わせている
印象派の手法(筆触や点のような小さな色の単位を使う)のアイデアと決別したのは、アンリ・マティス(大きな色面、写実的ではないが実物を想起させる色面)
ピカソがマティスと会ったとき、マティスはアフリカ・コンゴのビリ人による彫像を持参していた
ピカソが新しいスタイルを生み出すのに用いて2つのインスピレーションが、「マティス」と「彫像」
ピカソはマティスに影響を受けたことを認めなかったが、マティスはインスピレーションを受けたものを誇らしげに認めた
感想
不思議なものですが、年末にキュビズム展にいきました。アフリカの彫像が展示されていたのを思い出します。キュビズムがセザンヌの試みから始まることは聞いたことがありましたが、アフリカの彫像からもインスピレーションを得ていたとは、寡聞にして知りませんでした。
『THINK BIGGER』がピカソを取り上げたのは偶然ではないかもしれません。ギョーム・アポリネールの言葉に、「キュビズムが模倣の芸術ではなく、創造にまで高まろうと目指す概念の芸術であるということだ」とあるのを思い出しました。
創造の本質とは、ただ模倣するのではなく、要素を組み合わせることであると、指摘している感じがします。
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