【読書メモ】内田和成『ビジネススクール 意思決定入門』57
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読書メモ
Part3「人間のクセ」を知る 11バイアス 人の判断には歪みが出る
Q11-5 9個の点を直線でひと筆書きする
正解は「4本」
5本と答える人が多い
はみ出していいことに気づけば4本で足りる
正解は「4本」だが…
点の幅を利用すれば「3本」
9つの点をすべて含むような「1本」の線もありうる
「こういうものだ」という思い込みを捨てる
フレームには、判断の効率を上げるという側面もある
フレームにとらわれると、大事なことに気づかなかったり、新しい発想がでなかったりする
感想
神田房枝さんの『知覚力を磨く』で、胸部のX線写真のなかのゴリラの像が見つけられなかった医学生のことを、なぜか思い出しました。
見つからなかった原因として、神田さんは、「検索モード」(何かを探しているモード)で外界を見ており、純粋に見ていないからだ、と書いていました。
「検索モード」(何かを探しているモード)も、一種のフレームとみなしてよいと思います。「〇〇を探せ」と言われたとき、〇〇以外の情報が入ってこない、バイアスのかかった状態になってしまいます。
神田さんのソリューションは、中心となる部分とともに、周辺にも目を向ける訓練をすることでしたが、今回のフレームの話で、周辺領域に目を向けることの大切さを理解しました。
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