見出し画像

#43 【狭く深く】友達談笑記

里帰り期間を利用して、友達と会った。
その記録。

①幼馴染M

彼女とは小学校からの幼馴染で、高校から別々になったものの、暇になると長電話が掛かってきたり、毎年お互いの誕生日に必ず「おめでとう」の連絡をしている仲だ。
Mは、高校卒業後、専門学校にを出て、沖縄のホテルに就職した。そこで旦那さんと出会い、現在2歳7か月の女の子がいる。
私の妊娠が分かったとき、一番最初に報告したのはMだった。
まだ妊娠3か月くらいの全然安定していない時期だったけど、どんな結果になっても彼女なら伝えたいと思った。それに、Mは里帰り出産をしていたので、産院選びや里帰りについてのアドバイスをもらいたかったこともあった。
その後、色々が順調に進み、9月から里帰りすることを伝えると、そのタイミングでMも帰省してくれることになった。
3週間くらいの帰省中、2,3日に1度は会った。小学生の時のようにどちらかの家で遊んだり、家の前で待ち合わせをして近所のスーパーや百均、西松屋に買い物に行ったり、車を出してランチを食べに行ったりした。
小学生だった自分たちが、今27歳を過ぎて結婚して子供の話をしているなんて、想像もつかなかった。大人になったなぁ。
自分たちの子供たちが、将来私たちみたいな友達に出会えるといいね。
会えてよかった。

②大学からの大親友A

彼女とは、大学で知り合った。同じ学部・学科だったので、4年間のほとんどの授業を一緒に取り、一緒に過ごした。
大学のミスコンに出るほど容姿もきれいだったAは、大学卒業後アナウンサーになった。最初は地方からのスタートだったが、その後基幹局へと転職、今は東京に戻ってきた。
私の里帰りを機に、お互いが東京にいるという大学時代以来の状況に戻った私たちは、一週間に2回ほど予定を合わせて会っている。
高頻度で会っているのに、話が尽きないのは、大学生の時から変わらない。
仕事の話、彼氏・夫の話、子供の話、自分の趣味の話、親の話、共通の友達の話など、話題は様々。
「将来お互いの子供が結婚すれば、ついに私たち家族になれちゃうかも!」なんて親のエゴでしかない夢見たいな話で爆笑した。
数か月前に彼氏ができたAは、その彼氏を私に紹介してくれた。
少し年が離れていることもあって、落ち着いていたけど、一緒にいる雰囲気や関係性はとても和やかで、なんだかAに合っている人だと感じて安心。このままうまく続きますように。
次会うときは、お母さんになってるのか!なんて言ってもらって、実感がわかないけどそわそわした。

③地元の愉快な仲間たち「あははうふふの会」

「あははうふふの会」は、中学時代の塾が同じだった女子4人組で構成される、地元のメンバー。
中学3年生の時の高校受験を一緒に乗り越えた仲間でもある。
里帰りの事を伝えると、1年以上ぶりに集まってくれることに。
久しぶりに会ったのに、いい意味で何も変わっていなかった。4人中私ともう1人が結婚、それ以外の2人は趣味(推し活、トレイルラン)を謳歌していた。
出会った当時14歳だった私たち、今や28歳。
関係性は変わらずに、それぞれ素敵な人生を歩んでいて、幸せな気持ちになった。
赤ちゃんの名前を聞かれて「生まれて顔を見てから決めたいと思ってるんだ。」と言うと「らしいね。」と皆が口を揃えて言ってくれた。
「赤ちゃんが生まれたら、見に行くね。」
「また公園でピクニックしようね〜。」
という感じで、ほっこりした気持ちで解散。早く赤ちゃんを見せたいなぁ。

④小笠原諸島で出会ったダイビング友達T

Tとは、大学生の時にダイビングで訪れた小笠原諸島で出会った。
Tは、私たちが予約したダイビングショップのインストラクターで、24時間の船旅でやっと上陸した私たちを港でお出迎えしてくれた。
海が大好きな仲良し3人組で計画した旅。若気の至りもあり恰好が奇抜だったので、Tは私たちを見て、正直おびえていたらしい(笑)
同い年だったTは、専門学校卒業後ダイビングのインストラクターになって、小笠原で働いていた。
あんな大自然の中で、毎日働くのは本当にうらやましい限りだなと思ったのを覚えている。
その後、色々あってTは転職して小笠原を離れ、関東に戻ってきた。私は地方に嫁いだりと、お互いにバラバラな生活を送っていたけど、時々連絡を取ったり会ったりして、交友関係は続いていた。
里帰りするから会おうと連絡をしたら、「え、俺泣きそう。おめでとう。」と本当に喜んでくれた。
身の回りで妊娠した人と関わったのが初めてだったようで、私の地元の駅まで来てくれて、荷物持つよ?階段気を付けてね?と、すごい優しかった。
22歳の夏に、小笠原で出会った人と今もこうして会うことができてよかった。人生どこに出会いがあるのかわからない。
ちなみに今、Tは彼女がいないらしい。いつか素敵な人が現れますように。

⑤大学時代の研究室仲間I、K

私の通っていた大学には、普通のゼミとは別に希望者が試験を受けて合格したら入ることのできる研究室というものがあった。
研究室ごとに目指す分野は違うのだけど、私の所属した研究室は一つの目標に向かって、というよりは個人個人がそれぞれ目標を持っていてそれに向かって努力をするような多目的な研究室だった。
Iは法曹志望、Kは公務員志望で、研究室の活動以外でもよくご飯に行ったり、研究室の前のベンチで将来の話をしたりしていた。
大学卒業後、疎遠になっていたがKが結婚式への招待の連絡をしてくれたことがきっかけで、久しぶりに連絡を取った。
あいにく結婚式の日は、妊娠7か月でなかなか遠出が厳しかったので参加できなかったけど、素敵な写真をたくさん見せてもらった。
妊娠の報告をしたら、地元の駅まで会いに行くからまた3人でランチしようよ、と言ってくれて会うことに。
Iは、高校時代の同級生と5年以上付き合ってるけどまだ結婚には至っていないようで、急いではいないけどいつかは、という感じだった。
Kは、アプリで出会った彼と2年くらい交際して結婚したらしく、そろそろ私も子供欲しいんだよね~と、私の妊娠生活について根掘り葉掘り訊ねていた。
その他、Kと私がプロポーズされたときのエピソードを話したり、Iのプロポーズ展開を想像したりして盛り上がっていたら、いつの間にか時間が過ぎた。またね。

⑥中学の同級生、大学時代のバイト仲間A

「最近何してる?」と里帰り2週目に入ったころ、久しぶりにAから連絡がきた。
Aは、中学の同級生で大学時代のワインバルでのバイト仲間でもある。
大学卒業後、バイトもやめてしまったので接点がなかなかなくて連絡をとれていなかっただけに、このタイミングでの連絡にびっくりした。
しかも、連絡をくれたLINEの名前が、前の苗字から、当時いた彼氏の苗字に変わっていた。
これは5年分の募る話をしなければ、と里帰りしていることを伝えると「私も結婚して5月に出産した!」とのこと。
早速会うことになった。
おうちにお邪魔すると、4か月になった赤ちゃんと一緒にお出迎えしてくれた。お餅のようで、本当に可愛すぎる。
バイトをやめた後のこと、結婚のこと、妊娠・出産のこと、今のこと、たくさん話した。
同級生同士で、また同級生の子を出産できることがとっても嬉しい。こんなことってあるんだね。
今住んでいる場所が近くなので、出産前にもう一度会おうと約束した。
たくさん教えてもらった子育てアドバイス、実践してみるね。

⑦ダイビング、バックパック仲間D

Dとは、高校からの友達。でも仲良くなったのは高校3年生の終わりかけのころ。
その後付属校なので大学も一緒に進学し、入会するサークルを探していた。
高校ではお互いに別々の部活に入っていたけれど、大学で何か新しいことを始めたいねと話していた。
そんなところに「ダイビングサークル」の文字が。お互いに海が好きだったこともあり、興味を持ち、入会。
私たちのダイビング人生がスタートした。
ダイビングで訪れたのは、静岡川奈、神奈川IOP、沖縄慶良間諸島、久米島、伊平屋島、与論島、奄美大島、小笠原諸島などなど数えきれない。
それ以外でも、海外に旅に出てみよう!と、タイ、ベトナム、カンボジア、台湾、フィリピン、シンガポール、スペイン、イギリスに一緒に行った。
バックパックがメインだったので、一週間分くらいの衣服や最低限の荷物を大きなリュックに詰め込んで、付箋をたくさん貼った「地球の歩き方」をサイドポケットに忍ばせて、怖いもの知らずでどんどん突き進んでいった。
タイでテロに遭遇し、20m先で爆発が起きて、一緒に匍匐前進した、なんてことも。
親の気持ちになるとなんて怖いことをしてたんだろうと思うけど、当時は「好奇心」の塊以外の何物でもなかった。
得るものも本当にたくさんあったし、何よりお金では買えないたくさんの思い出ができた。
そんなDも、結婚して今年で2年目。お互い大人になったね~、日焼けしなくなって肌白くなったよね~、なんて話たり、今度は、家族ぐるみで旅行に行こうよと約束した。
また赤ちゃんが生まれたら連絡するね。

最後に

会ってくれた友達、本当にありがとう。
普段地方で生活していると、SNSではつながっていても、なかなかゆっくり友達に会えるチャンスがなくて。
今回の里帰りで、自分にもこんなに大切な友達がちゃんといたことを再認識して、とっても嬉しくなった。
決して多くはないけれど、狭く、深く、自分を大切に想ってくれる友達を、私も精一杯大切にしたいと思った。
赤ちゃんが生まれたら、またみんなに報告しよう。
そして、生まれてくる赤ちゃんも、将来こんな風に素敵な友達と出会えるといいな。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

528,911件

#振り返りnote

86,552件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?