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#33 【趣味】ピアノのある暮らし、再来。

ふと思い立った。
私ってそういえば、ピアノ弾けるんだった。

小学生の頃から中学生まで、ピアノを習わせてもらっていた。
小さい頃は特に、指の基礎練習が多くて、嫌々練習していた苦い記憶もある。

地元の風景

「練習しないと遊びに行っちゃだめ。」
というよくあるルールで、行きたかった近所のお祭りに行くのが遅れて、食べたかった綿飴が売り切れだったこともある。

大人になってから考えればしょうもないのに、
今でも覚えているのに笑ってしまう。
あの時は、綿飴の価値が高かったんだよな。
自分の中で。

実家には、母が小さい頃買ってもらったaporoのアップライトピアノがあった。

大学生以降、気が向いたら弾きたい曲の楽譜を買って、ノクターンや華麗なる大円舞曲、革命、など
有名どころをポロポロと練習してみたりした。

いつかのトラ

母の手首が痛くなったのをきっかけに、そのピアノは売ることに。
私も実家を出たので、ピアノに触れる機会がなくなっていた。

時間と心に余裕がないと、弾こうとも思わないものなのだろう。
自分がピアノを弾けることすら忘れてしまいそうな生活をしばらく送っていた。

実家のおせち

そんなある日、リサイクルショップに、電子ピアノが置いてあるのを発見。

思わず鍵盤に手を触れてみた。

思ったより本物のピアノに近い、押した時の重さ具合や跳ね返り。鍵の数もちゃんと88鍵。
電子なので、ヘッドホンをつければ夜でも朝でも好きな時に弾ける。

値段を見ると、3万円。

久しぶりに触れたら、何だか懐かしさと嬉しさと何も弾けない虚無感が一気に押し寄せてきた。

あ....


また弾きたい。


色々悩んだ挙句、自分のお小遣いから3万円を出して、この電子ピアノを迎え入れることにした。

こうして、突然にまたピアノを弾ける生活が始まった。

実は、雪国の冬とピアノの相性は抜群なのだ。
課題曲は、ジブリ作品のもののけ姫でお馴染みの
「アシタカとサン」に決定。

冬が終わるまでに、上手く弾けるようになりますように。

それと、ピアノを習わせてくれた、両親に感謝。

陽気な私を添えて。

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