数字力向上委員会: 売上目標の立て方 2

こんにちは。Rimo合同会社で代表社員をしている相川です。

昨日は、

で売上計画とかは、基本まっすぐ伸ばす比例の計画で立てたほうがいいよという話をしました。

本当はここからが本題で、昨日のは今日の内容を言いたいがための布石です。売上計画が一瞬で達成可能か判断しやすくなる方法論について話します。

マジックナンバー78

78という数字を覚えておくと、まっすぐ伸ばすときの売上計画とか立てやすいよというお話をします。78とは何かというと、

1 + 2 + 3 + 4 + 5 + 6 + 7 + 8 + 9 + 10 + 11 + 12 = 78

という、1から12までの数値を足した結果です。

これは何の役に立つかと言うと、
毎月1万円ずつ売上を伸ばす → 年間で78万(約80万)増える
ということがわかります。
毎月10万円ずつ売上を伸ばす → 年間では780万(約800万)増える

ということですね。

Q. 例えば今年度売上が1000万あります。来年度5000万円にするにはどうすればよいでしょうか？

これを応用し、こういった問題にぱっと答えることができます。

(5000 - 1000) / 78 = 51.3

という計算より、

A 毎月約51.3万(約50万)ずつ売上を上げていく

ということが導き出されます。

つまり、

毎月50万ずつ売上をあげると、年間約4000万円売上があがる
毎月100万ずつ売上をあげると、年間約8000万円売上があがる
毎月1万ずつ売上をあげると、年間約80万円売上があがる

ということです。

回り回っただけですが、検算としてもあってますね。

まとめ

SaaSなどの積み上げ型モデルの売上を考える場合は、去年より何円売上を上げたいか決めた瞬間に、毎月何円ずつ売上を上げたいか計算できるよということです。

年間1億円売上を増やしたい → 毎月約125万円)売上を上げれば良い

簡単ですね！

もちろん毎月125万てことは、日に6万です。30日で割るより平日で割ったほうがいいと思うので、20とか21で割りましょうね。特にToBだったら間違っても日に4万と思わないように。

ちなみに

これが会社の人すべてぱっとわかっている組織になるとすごく楽だと思います。

エンジニアには、計算量(オーダー)と言う概念があって、O(N^2)だったら1000件から10000件ぐらいの量のものしか取り扱えないみたいなことが一瞬でわかる層がいます。
そして、それが一瞬でわからないエンジニアの層は採用しないという会社が結構あるんですが、それに近いくらいこれが一瞬でわかるかわからないかが目標設定に関する議論をともにしていく上で大切です。

セールスの人だけじゃなくて、エンジニアにも伝わるといいな。

それでは！

はたらくを未来に