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御嶽山三の池とそれにまつわる、たわごと。

御嶽山で唯一蒼く澄んだ池。水深は深いところで13mになる。日本の高山湖で最も深い。 古くから御嶽教の方には御神水として、病気に効いたり、ご利益があるとされている。 一昔前の御嶽教信者の数がピークだった頃はこの水を20Lポリタンクに汲んで麓で売るというバイトがあった。割はよく、人によっては20L×2個の40Lを背負い下ろしたという。ちなみに僕も20Lを三の池から石室山荘に運び、下山に合わせて後日、石室山荘から7合目まで担いだ。多分40Lはきつい、という単純な実感を得た。

    • 土間は登山道、かつ県道!(御嶽山石室山荘)

      石室山荘は現代の山小屋では珍しい通り抜けの小屋である。登山道が小屋内にあり、ちなみに県道。もちろん車は通らない。土間沿いに座れば、下で言う道路沿いの縁石に腰掛けるイメージだろうか。幼少期、縁石で遊んで怒られた。たしかPTAとやらにメガホンで大きくご指摘を。もちろん石室山荘ではそんなことはない。 この登山道は御嶽山黒沢口登山道であり、御嶽山で1番古い登山道である。江戸時代末期はに覚明行者によって解放された。当時、登山は厳しい精進潔斎行わなければ神社から許可されなかったが、覚明

      • 雲より高く蜘蛛が浮かんでおる

        御嶽山石室山荘は標高2820mにある。そこで浮かんでいたコハナグモ♀全国で普通に見られる種だが、ここで見ると、まさに雲上のの浮遊。 今日も石室山荘日記です。 朝、久々の上空に雲一つないご来光だった。眼下には雲海が広がった。日は遠くに見える八ヶ岳より右から昇るようになった。ご来光の瞬間、放射状に光の筋ができ、太陽の前の山々だけ光で見えなくなる。手前にある浮いた雲2つだけが、ほんのりピンクに染まった。 今日は基本的に一日中晴れていた。昼ごろから雲が上がってきたが、雨にはなら

        • 感じていたい。御嶽山、石室山荘山日記。

          今朝も雷鳥を見かけた。4羽。4時45分ごろ遠くの岩場で声が聞こえた。かなり距離がありそうだから、今日は見れないかと思って反対の雨雲や雲海を見ていたら、10分後ぐらいにパタパタと白い羽をばたつかせ3羽飛んできた。少しの間眺めて、ちょこちょこ歩くところや羽をブルっとするところを見た。朝食準備帰ろうしたら、1m後ろにも雷鳥がいたようで飛び立った。合計4羽。最近雷鳥の脚らしきものをお客さんが見つけたと言っていたので、不安だったが、近くに4羽はいるとわかった。一応この近辺では最大6羽の

        御嶽山三の池とそれにまつわる、たわごと。

          御嶽山小屋バイト(石室山荘)残りわずか、これから日記を

          御嶽山石室山荘でバイトを始めて早、4ヶ月が経とうとしている。折角なので出来事を記していこうと思う。 今日は、朝5時25分ごろ、日の出前に山荘から下を見ていたら、こそっと小さな動きを発見。ライチョウだった。距離として10m。よく見ると隣にもう一羽いた。朝日がのぼった5時35分すぎ下まで降りてライチョウを見に行く。真っ赤になったナナカマドの実をついばんでいた。オスとメスつがい。ライチョウは3mくらいなら平気で近づける。2mくらいになるとトコトコとこちらを見ながら逃げていく。メス

          御嶽山小屋バイト(石室山荘)残りわずか、これから日記を

          日記 石室山荘

          かれこれ、石室山荘でアルバイトを始めて、2ヶ月が過ぎる。考えてみればあっという間にだが、思い出してみるといろんなことがある。ヘリの荷上げ、歩荷、信者さんとの出会い、オモロいおっちゃん、笑いじょうごのおばちゃまたち、などなど新しいことが人との出会いと一緒になってついてくる。行った事もないアルプスの話をいっぱい聞いて、山の名前だけ覚えたり、「今日の天気は?」と聞かれるもんで雲の流れを少し読めるようになったり、くだらないジョーダンをかまされたり、ご飯の盛り付けにこだわってみたり日々

          日記 石室山荘

          300円のランプとの格闘

          ランプを1年迷って買ったら、割れてた

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          最大ではなく最適  ドラッカー

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