桐島、部活やめるってよの感想
いきなり??と思ったけど、本の感想を書きませんかとnoteに言われたのでとりあえず書く!
いつもなら一発目の記事(記事というのか?)は自己紹介とか真面目にやるんですが、もうこの歳になったら自己流でしょ!とよく分からない投げやりで始めてみます。
本はややしばらく読んでいなくて、最近始めた文通村のお友達(文通村では文友さんというらしい)の影響で、朝井リョウさんの本を読んでみました。タイトルの本は有名で知ってたけど、あらすじも何も知らなくて、BOOK・OFFで朝井リョウさんを探したらこの本を書いた人だったんだーと私の中で一致したところでした。
さて、まだ読んでる途中なんですが、まずは文体が読みやすい!基本小説を読むことが多いのですが、難しいお硬めのミステリーとか文章に難しい漢字が連発されていると、山場に行く前に頭に入ってこなくなる…
頭の弱い私でも読みやすい!
内容は学生時代の悩みのあれこれ、いろんな性格のやつがクラスには存在してるなって思い出させてくれたり、その中でも一人一人思うこと、学生の時は相手に直接言えないこと…
読んで思ったのは、当たり前だけど、クラスの中には30人いたら30通りの価値観がある。同じグループにいる友達にでも正直に言えないこと、言ったら壊れてしまうから胸の中にしまっておく言葉があって。
あの時あの子がかけてくれた言葉は悩んでいつも気にかけてくれて、やっとの一言だったかもしれないし、その子にとっては何でもない軽い一言だったかもしれない。
学生時代って不器用中の不器用だよね笑
でも今も自分はそんなに変わってないなって思う。中学卒業して、高校卒業して、専門学校卒業して、就職しても、学生時代の私って今の私とあんまり変わらない。
三つ子の魂百までとはよく言ったもんだ!(あってる??)
あとがき読んだら作者は19歳でこの作品を書いたそう。そりゃー何とか賞も受賞するさね!
自分と周りを学生時代に客観視なんて出来ないもの。自分で精一杯だし、自分の価値観の中で生きてる頃だから(今だってそうかな)、あんなたくさんの目線から書けるなんて本当にすごい。
私が初めて人との価値観てこんなに違うんだ!と感じたのは20歳頃だったかな。
当時はmixiというSNSが全盛期で、よく日記を書いてたのだけど、今で言うフォロワーさんが私と180度違う価値観の持ち主で、コメントをくれた内容が目から鱗というか衝撃だった。内容は覚えてないけど、その衝撃は今でも印象に残ってるなぁ。
やっぱり人間て自分のフィルターで物事を見ちゃってるから、だいたいみんなこう思うでしょ?っていうのが、なんとなーく想像できる気がする。はずだったのに、え!その考え方ってあるの?みたいな、自分が絶対想像しない方向からのコメントをもらって、すごいびっくりだった。
同じ学校の同じクラスなら、違うグループだったでしょうね。まぁ男性と女性で考え方違うのかもしれないけどね!その人は男の人だったので。
話がズレましたが、そんな感じの「価値観は人の数だけあるよ」ってことを19歳が書けるのかい!っていうことですよ笑
また気持ちの描き方が上手ね。すっごく描写が好きでした。
学生時代を思い出したい方はぜひ!
今度は他の作品も読んでみたいな。
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