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エイジングする高齢者と子供の連携

少子高齢化
何が起きているでしょうか?

少なくなる子ども

増える高齢者

子育てに奮闘する子育て世代
親のKaigoに悩む介護世代

私がKaigoの仕事をはじめた時
1989年、高齢者福祉推進十ヶ年戦略、通称ゴールドプラント言われたこ
とを国は告知しました。
住宅供給会社でマンションの企画・販売を担当していた私に訪れた人生の転機
その国の方針へ対応するために作られた新規事業開発の部署へ異動になりました。
当時の社会福祉法人は民間企業の者を研修生として受け入れてくるませんでした。
社会福祉は「金儲けではない!」
その言葉を突きつけられた時代です。

それでも会社のご縁を辿って埼玉県の郊外に建てられた特別養護老人ホームで2週間の研修をすることができました。

そこは小学校校舎再利用の老人ホームです。
小さな集落にあった小学校はいち早く子どもの数が減少し、時代に先駆けて老人ホームへ変わっていました。
過疎化する地域に起きた事実、今から30年前の話です。

もと子どもたちが学んでいた教室の中に並べられたベッド
黒板もそのままで、小学校のようにチョークで日付と今日の昼食の献立が貼ってありました。
運営者の努力によってさまざまな工夫が施されていましたが、校舎は生活の場になり難い面もたくさんあります。

その時に私が抱いた感情は

「怖い!」

その時見たことが頭にこびりついています。
ここは人が暮らす場所ではない、ということ。
住まいを提供してきた私にとっては反面教師だったのです。

私の老人ホームの考え方は単なる介護施設ではなく
「住まい」であるということ。
もちろん対象者は介護を必要としている高齢者です。

2000年介護保険制度がスタートしてから
東京都ではいくつかの公的資産が特別養護老人ホームへ転用されました。
私が東京都足立区で施設長として運営したものは都営住宅跡地利用公募に採択された計画でした。
その他多くは小・中学校の校舎が特別養護老人ホームへ転用されたものです。
改修ではなく、完全建て替え事業です。

子どもの数が減り、高齢者の数が増えた地域社会の変化
超高齢社会の訪れ
真っ先に地域で必要とされたものは介護を必要とされる高齢者のための特別養護老人ホームだったわけです。

2006年から地域包括ケアシステムの運用が始まりました。
今、その深化が求められています。
それはさらに「Kaigoを地域単位」で行うというものです。

2024年度介護報酬改定では
デイサービスと訪問介護の複合型事業が審議検討されましたが見送りが決定しました。
不要ということではありません。
重要なことだからこそ、シッカリと調査して仕組みを練り上げて
2027年度の介護報酬改定まで継続審議を続けることになっています。

しかし、これはあくまで介護保険制度上の話でしかありません。

私が地域包括戦略として妄想していることは
制度の壁を超えた
子どもと高齢者サービスの連携です。

決して新しい発想ではありません。
すでに多くの地域で、さまざまな取り組みがされているテーマです。

しかし、地域包括ケアシステムの深化という視点で考えてみることにしました。
キッカケとなったのはデイサービスのやりくりワーク講座の企画です。

災害対策としてBCPも介護事業者へ義務化されました。
これも制度の壁を超えた地域を支える仕組みづくりがKaigoへ託された証です。
子どもと高齢者が共に支えう合うまちづくりへの一助になってほしく
その考え方を音声配信しましたので「ながら聴取」していただければ幸いです。

皆様の地域はいかがですか?


デイサービスのやりくり

【事業計画&シミュレーション作成ワークショップ講座説明サイト】



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